小田急がMaaSアプリで飲食・生花のサブスクサービス発売 駅構内・近接で利用可能、アプリ内で事前決済

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2021/03/13 05:00

 小田急電鉄は、MaaSアプリ「EMot」において、駅を利用する際に便利な飲食・物販の新たなサブスクリプションチケット「EMot パスポート」を発売する。

 同サービスはMaaS実現により、多様なモビリティサービスを提供する“行きかた”だけではなく、“生きかた(ライフスタイル)”も提案していきたい、というEMotのコンセプトから生まれた商品だという。

 EMot パスポートは、小田急線のターミナル駅を中心に選定した、そば、おむすび、ベーカリー、カフェ飲食、フラワーショップの合計44店舗での買い物に利用できる30日間の定額制チケットで、EMotオリジナルの商品。1回500円程のサービスを、事前購入したチケットをスマートフォン画面で提示し、都度決済の接触を省きキャッシュレスにて利用できる。飲食サービスは期間中、3時間間隔で何度でも利用できる利便性の高さとリーズナブルさが特徴で、生花のチケットは有効期間中5回まで利用可能。初回は税込7,800円での販売となり、継続するとさらにお得に購入することができる。

 また、同サービスを気軽に試してもらうため、「1回券」「10回券」も同時に発売。各チケットと提供サービスの詳細は、EMot公式HPに掲載する。

 同社では、2019年10月から約1年間、移動と生活サービスを掛け合わせた新たなサービスニーズ検証などを目的に、新宿・新百合ヶ丘駅にて、そば、おむすび、ベーカリーの「飲食サブスク」の実証実験に取り組み、利用ユーザーの声をもとに商品造成の検討を進めてきた。

 今回、飲食サービスの店舗やメニューの拡充に加え、さらに豊かな暮らしを提案するため、日常に彩りを添える日比谷花壇グループの花のサブスクリプションサービス「ハナノヒ」をEMot向けにカスタマイズして新たに提供することとなった。

サービス概要

 駅構内・隣接商業施設の対象店舗で、飲食やお買い物を定額で利用できるサブスクリプションチケット。同社が提供する MaaS アプリ「EMot」内で事前決済のうえ、店頭でスマホ画面を提示して利用できる。

  1. EMot の「買う」タブからEMot パスポートを購入。
  2. 店舗にて商品を選び、レジ・受け取りカウンター付近に掲出されているQR コードを EMot で読み込む。
  3. 表示されたアニメーション画面を店員に提示し、商品を受け取る。