約8割がコロナ禍でVRを耳にする機会が増えた実感 イメージの変化は約4割に/リプロネクスト調査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021/05/07 05:00

 実写VRコンテンツ/オリジナルVRゴーグル制作/インターネット広告事業などを手掛けるリプロネクストは、20~40代の男女472名を対象に実施した「VRに関するアンケート調査」の結果を発表した。

 同調査結果の概要は、次のとおり。

全体の約8割「コロナ禍でVRを耳にする機会が増えた」

 情報番組の特集やコマーシャルなど、テレビを通じて耳にした人がもっとも多く、次いでYouTubeやインターネットを経由してVRに触れた人が多かった。

 テレビやウェブメディアでは、コロナ禍によりバーチャル○○(世界旅行、お花見など)の特集が組まれる機会が増え、これをきっかけにVRの活用シーンの幅広さが多くの人に認知されたと考えられる。

「コロナ禍前と現在でVRのイメージが変わった」全体の約4割に留まる

 コロナ禍以前とVRのイメージが変わったと答えた人は約4割。「イメージが変わった」と回答した人の理由には、次の意見が挙がった。

  • ゲームなどの限られたものだと思っていたが、観光・ショッピングなどにも活用できると知った
  • 身近で便利なものという意識になった
  • 日常生活や自分たちの身の回りのサービスに活用されつつあると実感した

 日常での活用シーンを目にしたことで、より身近に感じた人が多かった。

約6割がビジネスシーンでVRが使われていることを知っていると回答

 VRのビジネス活用について知っていた人は全体の約6割に。なかでも、触れたことがあるコンテンツは「バーチャル展示会」がもっとも多く、次いで「企業プロモーション動画」、「バーチャルショップ」となった。

 2020年~2021年は展示会のように1箇所に多くの人が集まるイベントはオンライン化されたものが多く、バーチャル展示会に参加してVRのビジネス活用を知った人が多くいた。

今後は「旅行やアクティビティの疑似体験」「実際には実施が難しいことの疑似体験」への活用を期待

 今後VRに何を期待するかという質問では、大きくふたつのパターンにわかれた。ひとつは、「これまで実際に行っていたことを、いかにリアルに擬似体験できるか」。具体的には帰省や旅行、登山やライブ、スポーツ観戦などが挙げられた。

 そしてもうひとつは「実際には体験できないことを、擬似体験すること」。災害シミュレーションや宇宙体験など、危険をともなうことや実際には実施が難しいことをVRで擬似体験したいという意見が多く寄せられた。

調査概要
  • 調査期間:2021年4月20日(水)~2021年4月26日(月)
  • 調査方法:ウェブ調査
  • 調査参加者:472名
  • 調査対象:20~40代の男女