電磁誘導技術用いたワコムのデジタルペン技術、富士通クライアントの電子ペーパー新モデルに採用

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2021/06/25 06:00

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が発表した電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」の新モデルに、ワコムのデジタルペン技術(EMR:電磁誘導技術)が採用された。

 同製品は、メモ・ノート、スケジュール帳、PDFビューワーなど、多様な使い方ができる電子ペーパー。資料を紙に印刷することなく閲覧することが可能で、ワコムの技術を採用した付属のデジタルペンで書き込んで、アイディアを練ったりスケッチできることが、大きな特徴のひとつだという。

 同製品に採用された技術では、レイテンシー(インクが表示されるまでの時差)を約30%向上し、曲線や斜め線も含めて、より自然で滑らか、スムーズかつ精緻な書き味へと進化。また、EMR技術の特徴として、バッテリーが不要で充電の必要がなく、「いつでも」「どこでも」「すぐ書ける」の3拍子そろった、本物の「ペンと紙」のような書き心地を実現している。

 同製品は、付属のペンに加え、ドイツの人気筆記具メーカー「LAMY」とのコラボレーションによる、スタイリッシュな「ラミー スタイラスペン」にも対応。考え抜かれたフォルムにワコムのペンカートリッジを搭載、筆記メーカーとしての長年のノウハウに裏付けられた、持ちやすさと筆記のしやすさをそのままに、デジタル化を実現した(色は、クアデルノとマッチするグラファイトカラー)。