3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」の正式版が今夏リリース 新サンプルモデルの無料配布も

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2021/07/01 05:30

 ピクシブは、3Dアバター事業「VRoidプロジェクト」において、提供する3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」の正式版を2021年夏にリリースすることを決定した。

 VRoid Studio正式版のリリースに先駆けて、2021年6月29日(火)より3Dキャラクターの創作に活用できるサンプルモデル3体をVRoid Studioに追加。さらに、3Dキャラクターの投稿・共有プラットフォーム「VRoid Hub」にて、そのまま使用可能なモデルデータを無料でダウンロード配布する。

 また、インフォグラフィック「数字でみる!VRoidと世界のアバターシーン」を公開。ユーザーデータをインフォグラフィックとして公開するのはVRoidプロジェクトの開始以来、初の試みとなる。近年、VTuberブームやコロナ禍でのバーチャル需要の伸長により、盛り上がりを見せる世界のアバターシーンや、地域・言語を超えて成長するVRoidプロジェクトのこれまでの軌跡を、数字やグラフで体感できる。

インフォグラフィック「数字でみる!VRoidと世界のアバターシーン」

https://vroid.com/news/3rmZO2zqNGU20UpNV7O1rQ

VRoid Studio正式版が2021年夏にリリース決定

VRoid Studioは、表現力を活かしてオリジナルキャラクターを簡単に作れる3Dキャラクター制作ソフトウェア。自分らしい3Dモデルを誰でも簡単に制作し、活用できる世界を目指し、2018年8月3日(金)にβ版を一般公開して以降、アップデートを重ねてきた。

今回ユーザーからのフィードバックと、世界的な3Dキャラクターモデルの需要の高まりを受け、2021年夏にVRoid Studio正式版をリリースすることを決定した。

正式版では、ソフトウェアのインターフェースデザインを全面的に改修し、さらにキャラクター表現の幅を広げる新機能を追加予定。クリエイターはもちろん、新たに3D創作にチャレンジしたい初心者にも使いやすいソフトウェアを目指して、現在鋭意開発を進めている。

新サンプルモデル3体を無料ダウンロード配布

VRoid Studio正式版のリリースに先駆け、3Dキャラクターの創作に活用できるサンプルモデル(.vroid)データ3体を無料配布。本データは2021年6月29日(火)よりVRoid Studioに追加され、モデル制作のベースとして利用することができる。また同時に、VRoid Hubにて同3体のモデル(VRM)データを無料配布。誰でもダウンロード可能で、すぐに自身の3Dアバターとして各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツで利用することができる。

「AvatarSample_A」ダウンロードはこちら。

「AvatarSample_A」ダウンロードはこちら

「AvatarSample_B」ダウンロードはこちら。

「AvatarSample_B」ダウンロードはこちら

「AvatarSample_C」ダウンロードはこちら。

「AvatarSample_C」ダウンロードはこちら

インフォグラフィック「数字でみる!VRoidと世界のアバターシーン」

VRoidプロジェクトは3D創作を世界中の人に楽しんでもらえるよう、2018年のβサービス開始当初から、キャラクター制作ソフト「VRoid Studio」や共有サービス「VRoid Hub」、スマートフォンアプリ「VRoid Mobile」といった各種サービスを、日・英の二言語で開発・提供してきた。

サービス開始から3周年を迎える現在は、各サービスのアクティブユーザーの約9割が海外ユーザーとなった。VRoidから3D創作文化が花開き、地域や言語を越えたアバタームーブメントがグローバルに盛り上がりを見せている。

なかでもキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」は注目度が高く、直近2年で日本ユーザーが約2倍になるだけでなく、海外ユーザーが約3倍にも伸長している。

VRoid Studioは日本発のソフトウェアとして、世界中のクリエイターに愛用されている。日本についで北米と中南米からのダウンロードが多く、次点でヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカとなっている。

こうして、世界中のクリエイターが3D創作を楽しんだ結果、VRoidから生まれた「アバター人口」がついに100万体を突破。現在、大都市の人口と同規模の3Dキャラクターたちが「VRoid Hub」に投稿されている。

アバターの楽しみかたはさまざまであるが、注目が集まるのはアバターで自撮りをする「バーチャルフォト」。月に20万を越える作品がスマートフォンアプリ「VRoid Mobile」で撮影されている。アバターのデザインにこだわったり、写真ビジュアルの演出を工夫したりと、世界中のクリエイターがバーチャルな自撮りを楽しんでいる。

VRoidプロジェクトでは、誰もが個性豊かな自分のキャラクターを持ち、そのキャラクターを他者とのコミュニケーションや創作活動に活用できる「1人1アバター」の世界の実現を目指している。今後も、3Dキャラクターを利用したコンテンツをより多くの人に楽しんでもらえるよう、さまざまなサービスを提供していく。

[予告]ユニクロ「細田守アニメーションワークス UT」とのコラボも決定 バーチャルTシャツをVRoidモバイルで無料配布&コラボキービジュアルを共同制作

最新作『竜とそばかすの姫』をはじめとする細田守監督作品のUTコレクション「細田守アニメーションワークス UT」と、VRoidのコラボレーションが決定。株式会社ユニクロと共同開発した、UTコレクションのバーチャルTシャツ(全6柄)を3Dキャラの作成・撮影が出来るスマホアプリ「VRoidモバイル」にて7月16日(金)より無料配布する。

あわせて、本UTコレクションを着用したアバターたちが『竜とそばかすの姫』の舞台であるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>を楽しむスペシャルコラボキービジュアルを、共同制作。登場するアバターはすべて「VRoid Studio」で制作されている。なお詳細は7月16日(金)にVRoid NEWS(https://vroid.com/news)にて公開される。