シフトールがVRヘッドセット「MeganeX」などメタバース向け製品3種発表 メタバース事業本格参入

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2022/01/07 09:00

 パナソニック子会社のShiftall(シフトール)は、VRヘッドセット「MeganeX(メガーヌエックス)」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel(ぺブルフィール)」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk(ミュートーク)」の3製品を発表した。

 同社はこれまでに、メタバース用モーショントラッキングデバイス「HaritoraX」やLUMIXバーチャルデータ販売などを行ってきたが、新たなVR製品を3種発表し、より本格的にメタバース事業へと参入。今回発表する3製品はパナソニックと協業開発し、Shiftall製品として発売するとのこと。

MeganeX

5.2K/10bit/HDRのディスプレイを搭載した超軽量の6DoF対応VRヘッドセット

 SteamVRに対応した超高解像度・超軽量のVRヘッドセット。メガネ型のスピーカー内蔵の折りたたみフレームで持ち運びもしやすくなっている。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K/10bit HDRのマイクロOLEDディスプレイを搭載。6DoFに対応し、SteamVR対応のさまざまなVRアプリケーションを楽しめる。Snapdragon XR1プラットフォームを搭載し、最適化された高品質なVR体験を実現。また、米Kopin社と協業し、LightningマイクロOLEDディスプレイと、Pancakeレンズを搭載している。

Pebble Feel

メタバースと連動するウェアラブル冷温デバイス

 小石(Pebble)のような手のひらサイズのデバイスに高性能ペルチェ素子を搭載した、人体を温めたり、冷やしたりすることができるパーソナル・エアコン。専用シャツと組み合わせることで人体との接触部分(首元)を瞬時に冷却・加熱することができる。専用のSteamVR用アドオンを利用することで、VRChatのようなメタバース空間において、寒さ・暑さを体験することが可能に。既存のシェーダーを用いることで、誰でも容易に体感温度を指定したワールドを作成することができる仕組みもあわせて提供する。メタバース目的だけでなく、暑い日に涼んだり、寒い日に温まったりするための道具として利用することも可能となっている。

mutalk

メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク

 自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。専用のバンドで顔に固定することができるため、両手がふさがっている状況でもハンズフリーで会話でき、大声でボイスチャットしても家族や隣人に迷惑をかけることなくプレイに没入することができる。ビジネス用途での利用も想定。ストラップを外せば、話したいときだけ口に当てる使いかたも可能。静かなオフィスやカフェなどのオープンスペースで電話会議をしても、周りに迷惑をかけたり、内容を聞かれてしまったりすることがないという。