ノバセルは、エグゼクティブクリエイティブディレクターに田中壮太郎氏が就任したことを発表。
近年、生成AIの登場やデジタルマーケティングツールの成熟により、マーケティング戦略が急速に多様化し、企業のマーケティング施策のありかたも大きく変化している。そのようななか、各媒体のメディア特性を活かし、相乗的に展開する高度なクリエイティブ手法が重要性を増してきている。田中氏の就任により、ノバセルはデータドリブン×クリエイティビティによる総合力をいっそう高め、顧客1人ひとりのニーズに応えるマーケティングソリューションを進化させていく。
くわえてAIがマーケティング領域で標準ツールになるこれからの時代において、ノバセルはクリエイティブこそが差別化のカギと考え、先のチーフブランドオフィサー田中大地氏の就任に続き、田中壮太郎氏をエグゼクティブクリエイティブディレクターとして迎えることで、その可能性を最大限に引き出すクリエイティブ体制を構築する。
ノバセルは、今後も成果を上げるクリエイティブの提供を通じて、多様化が加速するAI時代のマーケティングにおける新たな価値創造を実現し、企業の成長を力強く支援していく。
就任の背景
ノバセルは「マーケティングの民主化」をビジョンに掲げ、誰もがマーケティングを使いこなせる世界を目指している。
運用型テレビCMサービスを起点に、「指名検索」を重要指標とするアプローチで企業のマーケティング活動を支援。戦略設計からクリエイティブ制作、放映、分析、改善まで一気通貫で提供し、スタートアップから大手企業まで幅広く支援している。近年はデジタルやAI活用を強化し、マーケティングDXの推進にも貢献している。
メディアの多様化が進みAIの普及が加速するなか、クリエイティブ領域は企業成長を左右する重要な要素となっている。大手広告代理店での豊富な経験と知見を持つ田中氏の参画により、データドリブンな視点を取り入れたクリエイティブ制作とその組織体制をさらに強化し、広告効果の最大化を図ることで、顧客の成長を加速させるパートナーとして今後も進化を続けていく。
田中壮太郎氏 プロフィール
早稲田大学 政治経済学部 卒業。1997年ADK(旧旭通信社)入社。ストラテジックプランナーとして7年従事した後、クリエイティブディレクター/CMプランナーへ転向。2024年までに統合型キャンペーンのシニアクリエイティブディレクターとして、多数のナショナルクライアントのクリエイティブワークを手がける。
近年の主なCD担当クライアントとして、KUMON/大和証券グループ/佐藤製薬/YKK/SUNTORY/りそな銀行/TOSHIBA/KIRIN/NTT西日本/SHARPなど。受賞歴としてADFESTブロンズ/ACCシルバー/TCC新人賞/朝日広告賞他。
2022年ACCマーケティングエフェクティブネス部門審査員。
田中壮太郎氏 コメント
従来の広告業界が、マーケティング支援ビジネスとしての転換を迫られて久しいですが、いまだに実務の現場で「マーケティングとクリエイティブの分断」は埋まり切っていません。組織として見た目の統合はあっても、個人の思考レベルでの実質的融合がないのが現実です。AIがクリエイティブを侵食しはじめた今、よりマーケティングプロセスの上流に関われるクリエイター育成が急務になっています。
マーケティングとクリエイティブ両方の道を歩んできた自分のキャリアを活かし、事業主にとってクリエイティブ投資をギャンブルにしない世界をつくりたい。
そしてノバセルを、この業界の構造を変える台風の目にしたいと思っています。
また、マス広告制作出自の人間として、従来の広告文化へのリスペクトは忘れていません。それをすべて過去にするのではなく、次の時代の課題解決に活きる思考回路として、再資源化できる希望をも生み出して行きたいと考えています。