電通と電通総研は、製造業の現場に向けた変革支援サービス「ゲンバニ」の提供開始を発表した。製造業の工場など、ものづくりの現場(以下「ものづくり現場」)で働く人の感情に着目し、電通グループのクリエイティビティとコンサルティングの知見を掛け合わせて、ものづくり現場の活性化を支援する。

日本の製造業では生産性向上やコスト削減に取り組むなか、管理体制の強化による閉塞感や創造性の低下が課題となっている。同サービスでは、そうした現場に従来とは異なるアプローチを導入し、働く人のモチベーションと生産性の向上を目指す。
具体的には、クリエイティブを受け入れる土壌を整える「Cultivation」、クリエイティブの力で今までにないアイデアを生む「Creativity」、アイデアを具現化する「Craft」の3要素で構成される。
「ゲンバニ」の3つの要素
- Cultivation:問いを中心にした対話型ワークショップを通じて、現場に根付く価値観の洗い出しや、硬直化した認識の緩和を支援する。
- Creativity:クリエイターがアイデア発想をサポートし、社員と共に実行可能な施策を立案。
- Craft:人の心が動く仕組みづくりや、アイデアを持ったものづくり現場の空間設計から、社外へのPR施策まで、、実装プロセス全体を支援する。
