チームラボ、美術館など施設向け時間制来館者システム提供開始 スマホでQR読み込み、最短1ヵ月で導入へ

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2020/05/21 05:00

 チームラボは、時間制来館者管理システム「チームラボチケッティングシステム」の提供を開始した。同システムは、時間指定入場制チケットの販売ができ、時間あたりの入場者数をコントロール可能。美術館、博物館、水族館、遊園地などのさまざまな施設やイベントの、感染症拡大予防対策に活用することができる。最短1ヵ月で導入可能だという。

 同システムの特徴は、次のとおり。

時間指定チケットの販売で混雑を緩和

 時間枠ごとにチケットの在庫数を管理することで、運営側で入場人数のコントロールが可能。さらに、時間制のオンライン販売のみにする場合、当日の飛び込み来場もなくなり、並び列が発生することもない。また、来場者の入場までの待ち時間の緩和、混雑緩和により、快適な鑑賞環境を提供することができる。

チケットレス化、QRコードの導入による非接触での入館オペレーション

 チケットはすべてQRコードで一元管理。また、管理システムで入場用チケットQRデータの一括発行が可能なため、招待券などの紙チケットへ印刷や、メールで配布することができる。さらに、オンライン・トラベル・エージェントや各種プレイガイドへ、チケットQRデータを提供することも可能。入場時はQRコードをかざすだけなので、入場時の接触も避けることができる。

来場者への連絡手段の確保

 オンライン販売により、購入者の電話番号やメールアドレスなど、運営側が指定した情報を取得可能。それにより、クラスター発生時に購入者への連絡手段を確保できる。また、入館後のサンクスメールなどのマーケティングにも活用が可能。

専用機器に依存しないシステムで、最短1ヵ月で導入可能

 チケットのQRコードの読み込みを行う入場システムなどの専用の読み込み機器に依存せず、スマートフォンのみでQRコードの読み取りが可能。特別な機器を用意する必要はなく、すぐに導入できる。

使いやすいデザインテンプレートと多言語対応

 使いやすいデザインテンプレートで、制作コストや時間をかけずに使い勝手の良いチケット販売サイトを提供可能。さらに、多言語対応で世界各国からの来場者に対応可能となっている(チケット販売サイトの文言自体はユーザー側で用意)。

レポーティング機能で報告業務も自動化

 各販売経路での売上も自動的に集計し、日報、月報として出力が可能で、日々の報告業務も容易にできます。

ひとつのシステムで複数のイベントを同時に管理することも可能

 ひとつのシステムで、複数のURL、チケットの名称、券種の発行が可能なため、複数のイベントを同時に管理することも可能。常設展や企画展、また、複数のイベントを同時に開催し、複数種のチケットを販売している美術館、博物館、メディア企業、イベント主催者の入場者管理に活用することができる。