デジタル領域のベンチャービルダーFACTORIUM(ファクトリアム)は、AR/MR技術を活用したオンラインコラボレーションアプリ「floatboard」のβ版をリリースした。これにより、離れたチームとも遠隔でブレインストーミングを行ったり、物理的なホワイトボードがない空間でも創造的なディスカッションが可能になる。
同アプリは、離れていても生産的に創造的に働ける世界を実現するスタートアップスタジオプロジェクト「RemoteActiveStudio」の第2号案件としてAR/MR技術を活用したアプリとして開発された。
floatboardは、遠隔とリアルのコミュニケーション体験格差をなくすために開発したAR技術を活用したホワイトボード共有サービス。スマートフォンアプリを活用したAR技術によっていつでもどこでもホワイトボードを浮かべることができ、ライブコミュニケーションが可能となる。なお、β版ではAndroid端末のみで提供している。
主な機能
- Androidスマートフォンアプリで空間が認識できる(depth camera機能があるスマートフォンに限る)
- 空間にベクトル(画像)を固定できる
- 指で絵(線)が書ける
- その空間をリアルタイムで共有できる
- 指を深層学習で認識して空間に絵が描ける ※今回は未実装
使い方
- アプリを起動してARボードを表示したい空間にカメラをかざす。
- アプリの下に表示しているプラスボタンを押してARボードを固定。
- 準備したARボードに仲間を招待する。
- ライブ配信機能で、複数人でアイデアを共有。
現時点ではスマートフォンアプリのみだが、今後はウェブやVR環境からも閲覧できる仕組みを構築する。また、今後発売予定のAR/MR/VRデバイスを活用した表現の拡張も行っていくとのこと。