クラウドサービス「Alibaba Cloud」を日本国内で展開するSBクラウドは、クラウドフレア・ジャパンと提携し、Cloudflare,Inc.のグローバルCDNサービス「Cloudflare CDN」を活用した、ウェブサイトの表示を高速化するソリューションを提供開始した。
また、Alibaba CloudはCloudflareが主宰するクラウド事業者とのアライアンスプログラム「Bandwidth Alliance」に加盟しており、Alibaba Cloudのストレージサービス「Object Storage Service(OSS)」の利用者に対して、OSSからCloudflare CDNへのデータ転送を無料で提供している(中国リージョンは対象外)。これにより、CDNを利用して大容量コンテンツを配信する際に課題となっていた、オリジンサーバーへデータを取得しに行く際の転送料金が発生しないため、企業は安価にCDNを利用することができるという。
Cloudflare CDNの主な特徴は、次のとおり。
グローバルネットワーク
Cloudflareは、世界100ヵ国200拠点以上にデータセンターを展開。また、インターネットエクスチェンジ(IX)事業者やISP事業者などのネットワークパートナーと常に協力し、高速で信頼性の高いサービスを全世界に提供している。
Argo Smart Routingによる最適ルーティング
Argo Smart Routingの活用により、Cloudflareのプライベートネットワークを利用して、もっとも混雑していない、もっとも信頼性の高いパスでユーザーをルーティングすることで、ネットワークの高速化を図る。これにより、平均してウェブサイトの表示の遅延を33%、接続エラーを27%削減するとのこと(Cloudflare調べ)。
わかりやすい料金モデル
Cloudflare CDNは月額固定料金モデルを採用しているため、急なトラフィック増が発生しても、追加費用が発生することなく利用することができる。