ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、7月より募集を開始したギグパートナー(副業人材)において、応募者4,500人以上から選出された10歳から80歳までの104名と業務を開始したことを発表した。業務を開始したのは、「事業プランアドバイザー」91名、「戦略アドバイザー」10名、「テクノロジースペシャリスト」3名となる。
同社では、社会の新常態(ニューノーマル)を見据えた「オープンイノベーションの創出」を目的に、同社以外で本業に従事する人の副業先としての募集を2020年7月に開始。応募人数は4,500人を超え、面談や同社の事業や、より良い社会を目指すための提言といったレポートの提出を行った。社内にて審議の結果、まずは104名のギグパートナーを選出したという。
また、今回業務を開始するギグパートナーへの事前アンケートを実施し、約64%が「初めて副業を経験する」と回答し、約60%(事業プランアドバイザーとなるギグパートナーによる回答 n=73)が新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増えるなど「時間に余裕ができた」と回答している。(時間ができた57%/どちらでもない24%/できていない19%)
業務を開始するギグパートナーの概要は、次のとおり。
事業プランアドバイザー
テーマ
「ヤフーのこれから」をテーマにグループシナジーをさらに高めるための戦略やこれまでにない新しいメディアサービスの企画の立案を行う。
業務内容
COOに対して、コマース、メディア、金融事業の各領域についてのアドバイスを実施。
年齢
ギグパートナーとして活躍する人の年齢分布は、30代が最多で42%、次いで20代29%。一方で10代も10%(9名)、70代以上3%(3人)と幅広く分布している。
- 10代:9名、20代:26名、30代:38名、40代:12名、50代:2名、60代:1名、70代以上:3名
住所
最多の居住場所は東京である一方、オンライン参加であることから1/3のギグパートナーは東京以外となり、16の都府県、ふたつの国から参加するという。
- 宮城県:1名、山形県:1名、埼玉県:2名、千葉県:7名、東京都:56名、神奈川県:7名、石川県:1名、静岡県:1名、愛知県:3名、大阪府:4名、京都府:1名、岡山県:1名、広島県:1名、福岡県:1名、大分県:1名、沖縄県:1名、海外:2名(中国、フランス)
戦略アドバイザー
テーマ
シン・ニホンをテーマに、withコロナ、ニューノーマルの世界を見据えたうえで、日本を元気にするためのインターネットサービスを考える。
業務内容
“ニューノーマルのヤバい未来”について議論する「未来ディスカッション」を開催。2ヵ月間でギグパートナー1名あたり3回の議論に参加。
年齢
29歳~58歳
テクノロジースペシャリスト
卓越した技術力と専門性を駆使して活躍することを期待しているテクノロジースペシャリストには、国内インターネットサービスのアップデートに強くコミットし、それぞれの業務を担ってもらう。
加えて、専門性を客観的に可視化しやすいエンジニアにとって相性の良い「ギグパートナー」という働き方のロールモデルとして、エンジニアのマルチキャリアを促進し、国内IT人材の底上げに寄与することも期待し、現在3名が就任している。
業務内容
データセンターやネットワーク、プラットフォームなどの設計・構築・運用に関する分析や助言、改善提案を通じた、効率化などの実現。/データソリューション事業におけるサービス内容の改善、顧客満足度や売上向上の実現。