ピクシブおよびマイシアターD.D.は、マンガ作品が動画で楽しめるYouTubeチャンネル「コミティブ(COMITV)」を開設した。
同YouTubeチャンネルでは、ピクシブが運営する、クリエイターのためのSNS「pixiv」に投稿された人気作品をコミティブ運営スタッフがスカウト。作者の協力のもと、声優録り下ろしのセリフや音声を加え、マンガ動画として新たに展開する。
マンガ動画は、マンガに作品を盛り上げるアニメーションや音声が加えられた“コミックアニメーション”とも呼ばれており、漫画アプリと並んで親しまれている、マンガの楽しみ方のひとつだという。
公開作品はpixivに投稿された未商業作品を中心としたオリジナル作品で、インディーズの人気作品や次世代のヒット作品に多く出会えることが特徴。また、特別なエントリーは必要なく、オリジナル作品をpixivへ投稿するだけでスカウトの可能性があり、クリエイターにとって大きなチャンスになるとのこと。さらに、動画の声優にはプロの声優に加えて、代々木アニメーション学院の学生も参加。各分野の未来を担うクリエイターを発掘し、支援を行う。
また、同チャンネルでの公開動画には言語エリアを広く設定。「英語」「中国語(簡体字・繁体字)」「韓国語」「スペイン語」「フランス語」「ドイツ語」など幅広い言語がYouTubeの自動翻訳機能の対象に。どこからでもアクセス出来るYouTubeでの公開により、日本のマンガに触れる機会が多くない北米・南米・アジア・ヨーロッパを含めた全世界エリアの人々にとっても楽しめる内容になっている。
今回のチャンネル開設では、正式な手続きによるマンガ作品の公開を通して、クリエイターが安心してインターネット上に作品を公開できる環境づくりを支援していく。