神戸市広報課、レビューツール「Brushup」を使用し広報紙制作業務の効率化を目指した実証実験を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/07/24 19:00

 神戸市広報課は株式会社 Brushupと協働で、あらゆる制作物のチェック業務の生産性を上げるレビューツール「Brushup(ブラッシュアップ)」を使用し、広報紙KOBE制作業務の効率化を目指した実証実験を行う。

 紙面の完成までに発生する制作会社と市役所の間のレビュー作業に、スタートアップのサービスを導入することで業務を効率化し、それによって生み出された時間を使って、さらに内容の充実した広報紙になるよう努めていく。制作物の校正作業は全庁的な課題であり、業務効率化およびペーパーレス化による紙資源の削減を他の課でも推し進めていく考え。

 Brushupは、イラスト・グラフィック・ウェブデザインなどのデザインデータ、チラシ・パンフレットなどのドキュメント、ムービー、サウンドなど、さまざまな制作物に対して、ウェブブラウザ上で手描きや場所を示してコメントができるサービスである。

 従来、デザイン会社の製作物を印刷し、紙の上に手書きで校正作業し、スキャンしたデータを送り返す、という形で行われていたレビュー作業をBrushup上で実施することで、業務の効率化を目指す。

Brushupを利用した校正手順のイメージ
Brushupを利用した校正手順のイメージ

 本取り組みは、起業・スタートアップ支援による神戸経済の活性化を目指す目的で、スタートアップから最先端のテクノロジーを用いたソリューションおよびその実証実験の提案を受け、社会・行政課題の解決を目指す「Urban Innovation KOBE +P(アーバンイノベーション神戸プラスピー)」事業の一貫として行うもの。株式会社 Brushupとの取り組みは、本事業の第4号となる。