Eukarya (旧 ダーウィンエデュケーション)は、コーディングなしで位置情報を持つデジタルアーカイブを作成から公開までできるサービス「Re:Earth」をリリースした。同サービスの特徴は、次のとおり。
コーディング不要
プログラミングなし、画面操作のみで気軽にデジタルアーカイブ作成〜一般公開が可能に。エンジニアが不在or不足の組織でも、気軽に資料のデジタル化が行える。
ストーリーテリング機能
実際の展示室のように、順を追った資料閲覧を可能にする。時系列やキュレーションに沿って資料を提示することができ、閲覧者の体感的理解を助ける。
位置情報
デジタル地球儀上にピンを落とすだけで、位置情報を付与。国境を越えた活動や資料の紹介、また、動植物分布や人文学・商業の発展、移動の歴史など、位置情報と深い関係にある情報をわかりやすく伝えるのに適する。
外部データのインポート/エクスポート
既存データのインポートや、アーカイブに登録したデータのエクスポートが可能(CSV・KMLなど)。アーカイブ編さんだけにとどまらず、さらなる活動発展・研究深化を促す。
同サービスは、まずtoB向け(Enterprise)としてスタートさせるが、今後内容をさらに多角化させ、toC向け(Basic)に提供することも予定しているとのこと。
またその後、Re:EarthシステムをOSS(オープンソースソフトウェア)としても公開し、日本・中国・カナダ・シリアなど、現開発メンバーの母国をはじめとした、世界各国のエンジニアたちとともに、ワールドワイドなOSSコミュニティを形成する計画を進めているという。