ベクトル、ライブ配信領域を中心にプロデュース事業など行う新会社設立

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2020/12/22 06:00

 PR 事業を展開するベクトルは、ライバーマネジメントやライブコマースのサポートを主軸とするライブ配信コミュニケーションのプロデュース事業をはじめ、ライブ配信を軸としたファンコミュニティプロデュース事業などもあわせて提供する新会社「Liver Bank」を設立した。

 若年層を中心としたライブ配信サービスの利用増加、および5G運用開始にともなう通信環境の進化などにともない、ライブ配信市場が拡大の一途を辿るなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響が後押しし、ライブ配信の文化が人々のライフスタイルの中に浸透しつつある。また、BtoCのコミュニケーション領域においても、オンライン上でいかに効果的にコミュニケーションができるかが課題とされるなかで、ECにおける新たな取り組みとして、ライブコマースに着手する動きが加速している。

 これに合わせて同社グループでは、クライアント企業のライブコマースにおけるコンサルティングおよびプロデュースや、ライブ配信コミュニケーションに長けた自社育成ライバーのキャスティングなど、ニーズに合わせたサービスを展開してきた。

 今回、ライブ配信市場の成長可能性に対して、これまで培ってきた知見を最大限活用し事業を展開していく専門組織体として、新会社を設立するに至ったという。

 新会社では、主に次の4つの事業を展開していく。

ライバーマネジメント事業

 これまでグループで展開してきた「pino live」を継承。次世代のインフルエンサーとしてライバーを育成するとともに、ライブコマースのような、ライバーが活躍できる環境の幅を拡大し、ライバーの社会的地位の向上を目指していく。

インフルエンサーマーケティング事業

 ライバーに限らず各種SNSなどを活用して活躍するインフルエンサーをネットワーキング。それらを基軸とし、クライアント企業のインフルエンサーマーケティングやライブコマースにおいて活用いただけるようなプロダクト開発を始め、プランニングカンパニーとしてサービスを展開していく。

ライブ配信スクール事業

 With/Afterコロナの時代における、オンライン講習を基軸としたスクール事業を、ライブ配信システムを活用したかたちで展開していく。

ファンコミュニティシステム事業

 タレントやアーティストのオンラインコミュニケーションにおけるエンゲージメントを向上させるようなファンコミュニティシステムを開発、提供していく予定。

 新会社では、このような事業展開を通して、まずライバーおよびライバーを志す人々がライブ配信を継続して展開できるようなノウハウと環境を提供し、ライブ配信市場をさらに豊かなものにすべく共創していく考え。クライアント企業に対しては、これからますます加速するライブ配信を活用したコミュニケーションにおいて、継続的にエンゲージメントを高められるよう包括的にサポートし、生活者とのコミュニケーションにおけるDX化の一手としてサービスを提供していく。さらに、タレントやアスリートなどにも、新しいファンとのつながり方としてプラットフォームとノウハウを提供することで、エンターテイメント分野におけるコミュニケーションのDXも狙っていく。

 今後、これからさらに進化するライブ配信市場に対応できるサービスをスピーディに開発し、さまざまなコミュニケーションのDX推進を通して課題解決に取り組んでいく。