茨城県行方市は、モリサワと連携協力に関する協定を締結した。
同市は、モリサワのUD(ユニバーサルデザイン)フォントおよびMCCatalog+(多言語ユニバーサル情報配信ツール)をサービス開始当初から活用し、総合戦略書に掲げた「情報発信で日本一プロジェクト」および地方創生等の諸課題に取り組んでいる。
すでに職員研修を実施し、情報のユニバーサルデザイン化の浸透を図るなどの協力体制は開始しているが、今後この動きを加速化するべく、同協定を締結したという。
締結の際は同市初となるオンライン調印式を開催。また、モリサワ社による連携協定は関東自治体初とのこと。
目的
市民1人ひとりが情報発信できる環境の整備、新たな地域活力の創出、地域経済の発展および市民サービスの向上を図ることについて、相互に連携・協力すること。
協定の内容
- 地方創生の推進
- 関係人口の創出
- 観光の振興
- 人材の育成
- SDGsの推進
主な取組内容
- UDフォントを職員端末に導入するとともに、レイアウトノウハウを職員1人ひとりが習得し、広報誌、通知文、お知らせ、窓口情報、掲示物とさまざまな情報発信を「伝わる」情報に変換
- 外国人住民、文字の読みに困難さを抱える方に向けた情報を整理し、デジタル(カタポケ)配信量を増加
- アフターコロナに備えた観光情報においても、カタポケを活用したデジタル配信を模索
- GIGAスクール構想のICT端末にもUDフォントを活用し、誰ひとり取り残さない教育の実現
- ICTを活用し、アクティブラーニングのコミュニケーション能力・プレゼンテーション能力の向上などの実証および検証