博報堂DYメディアパートナーズら4社が事業提携 複合型VRイベント会場開設、4月オープン予定へ

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2021/02/19 05:00

 博報堂DYメディアパートナーズは、アーリーワークス、博報堂プロダクツ、プレミアムアーツとの4社で事業提携を行い、VR空間で展示会や講演会、セミナー、会議などを含む複合型のイベントを開催可能な“VRコンベンションセンター(複合型VRイベント会場)”「VRADE(ブレイド)」を開設する。同VR空間は、従来のコンベンションセンター(複合型イベント会場)同様、イベント主催者は会場を選んでコンテンツを設定するだけで利用でき、イベント来場者はいつでも同VR空間を訪れ、公開されているイベントに自由に参加できる場をオンラインで提供する。

 VRADEという名称は、事業提携する4社の強み「VR、AD、Decentralized(分散処理)、Event/Exhibition」を融合したもの。プレミアムアーツの先進的なVR技術と、アーリーワークスの高速ブロックチェーン技術を合わせ、博報堂DYメディアパートナーズと博報堂プロダクツの広告とイベントのノウハウを活かして企画・販売する複合型VRイベント会場となる。

 今回の開設にともない、イベントの主催者や常設スペースの利用者を広く募集し、販売を開始。複数の出展企業が揃った会場を4月にオープンする予定となっている。

 同VR空間の特徴は、次のとおり。

ウェブブラウザのみで参加できる本格的なVRコンベンションセンター

 WebGL(ウェブジーエル:ウェブブラウザで3次元コンピュータグラフィックスを表示させるための標準仕様)を活用したデバイスを選ばない動作環境で、あらゆるイベントに対応可能。空間カスタマイズの自由度も高く設計されている。

「アバター×ボイスチャット」による臨場感あるコミュニケーション

 ゲストもホストもアバターとして参加可能なシステム設計となっており、ボイスチャットによる自然なコミュニケーションを実現。また、画面共有/資料共有などプレゼンテーション機能も充実している。

ブロックチェーン技術活用で、安全で拡張性の高い来場管理システムを実装

 同空間への来場管理に「電子ウォレット(VRADE-ID)」を発行し、イベントごとの来場管理には「電子チケット/パス」を発行することで、イベント主催者ごとに独立性の高い招待者管理を実現するほか、ブロックチェーン技術を活用した「ポイント」や「アイテム」の設定など、さまざまなサービスが可能となる。