リコー、立体投影装置上で「Kizuna AI」が動き出す献血プロモーションイベントを開催

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2021/07/03 22:00

 リコーは、日本赤十字社神奈川県赤十字血液センター、Kizuna AIと共同で、コロナ禍での安定的な献血者確保と若い世代の献血意識向上を目指した献血プロモーションイベントを、2021年7月28日から30日までの3日間、横浜駅東口クロスポート献血ルーム(横浜市西区)で開催する。来場予約の受け付けを開始した。

 同イベントでは、献血ルームへの来場時に、リコーが開発中の立体投影装置「WARPE(ワープイー)」上に、世界的に人気のあるバーチャルタレント「Kizuna AI(キズナアイ)」が登場する、現実とバーチャルが融合した1分間程度の立体映像視聴体験をすることができる。また、献血終了後には、リコーのプロダクションプリンターRICOH Pro C7200Sシリーズのスペシャルカラートナーを使って印刷した、「Kizuna AI」のオリジナルポストカードをプレゼント。来場者に、「Kizuna AI」を通じて命を救う活動への感謝の気持ちを伝えることで、継続的な献血につなげることを目指す。

「Kizuna AI」のオリジナルポストカード(イメージ)
「Kizuna AI」のオリジナルポストカード(イメージ)

 血液は長期保存ができないことから、常時、安定的な献血量が必要となるが、コロナ禍での外出自粛などにより、献血に訪れる人が減少し、特に平日の来場者の確保が課題とされている。また、少子高齢化の影響などもあり、神奈川県赤十字血液センターにおける2020年度の10代から30代の献血者数は約10万7千人となっており、10年間で約25%減少している。長期的に安定的な献血者を確保するためには、若い世代の献血意欲の向上が長期的な課題となっている。

 「WARPE」と「Kizuna AI」は、この課題を解決するために、先端テクノロジーを使った実証実験をボランティアで行い、これまで献血に関心を持たなかった若い世代に興味を持ってもらうためのきっかけ作りにより、献血の安定供給に貢献することを目指す。

(左)「WARPE」コンセプトデザイン (右)「Kizuna AI」の立体映像(イメージ)
(左)「WARPE」コンセプトデザイン (右)「Kizuna AI」の立体映像(イメージ)