愛媛県松山市を拠点に製品開発・デザインを行うリプルエフェクトがデザインした、視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「歩導くん ガイドウェイ」が、アメリカ・シカゴにて開催されたアメリカ・インダストリアル・デザイナー協会主催のInternational Design Conferenceにおいて、「International Design Excellence Awards (IDEA) 2019」の銅賞を受賞。「iF Design Award 2016」金賞に続いての受賞となる。
視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「歩道くん ガイドウェイ」は、白杖で叩いた時の音や感触の違い、足裏に伝わる質感の違いによって誘導路の位置、向きを認識することができるゴム製の屋内専用の誘導マット。誘導ブロックと同様の機能をもつ製品として視覚障がい者が考案し、視覚障がい者団体・⾝体障がい者団体などの協⼒のもと、すべての人の利便性に配慮した「ユニバーサルデザイン」の考えをベースに開発された。
表面の凹凸や段差がなく、中央部に向かって緩やかな傾斜となっているので、高齢者や幼児、ヒール靴のつまずきや、ベビーカーや車いす、台車などの車輪の引っかかりを防ぐ。
段差が無いため、従来設置の難しかった公共施設・空港・病院・銀行ATM・ホテルなどでの導入が進んでいる。床や路面への設置は両面テープを使用するため、大掛かりな設置工事は不要。取り外しも容易で、催事などで一時的に設置することも可能だ。