チームラボは、チームラボプラネッツの展示作品の炎を持ち帰ることで所有し、ほかの人につなげることができる新たなスマートフォンアプリ「teamLab:FIRE」をリリースした。アプリを起動して、特定の作品や、ほかの人が持っているこの作品の炎に近づくと、自身のスマートフォンに炎がともり、作品《憑依する炎 - Continuity》を所有することができる。さらに、その炎をほかの人のアプリに近づけると、炎をつなげることができる。自分が最初にもらった炎を、誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は世界中に広がり、広がった炎群はアプリ内の地図に描かれていく。
第1弾として、東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」に展示しているパブリックアート《空から噴き落ちる、地上に憑依する炎》から、炎をもらうことが可能。
炎をもらうことのできる作品の展示は、7月16日から九州・御船山楽園で開催の「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」など、今後さらに増えていく予定だという。
チームラボプラネッツは、7月2日より拡張され、Garden Area(ふたつの庭園作品)が新たに誕生。空中に咲く、13,000株を超える生きたランの花々に埋没し、花と一体化する庭園、そして、人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ光輝く卵形の彫刻群が広がる苔庭も、引き続き楽しむことができる。
さらに、今の季節だけ、来場者が裸足になって水の中を歩く作品《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity》が、夏の装いに。2021年7月21日(水)から8月6日(金)まで、水面に向日葵が広がる空間を体験することができる。
チームラボプラネッツ
超巨大な4つの作品空間とふたつの庭園など、計9作品による「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」。
人々は、他者とともに、「Body Immersive」というコンセプトの超巨大な作品に、身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、自分と他者と世界との境界を連続的なものに変え、私たちと世界との境界のない新しい関係を模索する。
「teamLab: FIRE」アプリで所有できる作品
憑依する炎 - Continuity / Universe of Fire Particles – Continuity
《憑依する炎 - Continuity》は、この作品を持っている人から分けてもらうことで、所有する。そして、この作品は、ほかの人に分けていくことができる。
また、《空から噴き落ちる、地上に憑依する炎》など、特定の作品からも、この作品をもらい、持ち帰ることができる。
世界中のどこでも、この作品をつなげることができる。同アプリを起動して、特定の作品や、ほかの人が持っているこの作品の炎に近づくと、自身のスマートフォンに炎がともる。その炎を、ほかの人の同アプリに近づけると、炎がつながっていく。自分が最初にもらった炎を、誰かにつなげ、その炎がまたほかの誰かにつながっていくことで、炎は世界中に広がっていく。
つながって広がっていく炎群全体、そして、自分から分けて広がっていく炎群が、アプリ内の地図に描かれていく。
※特定の作品
- 《空から噴き落ちる、地上に憑依する炎》(東京、豊洲、チームラボプラネッツのパブリックエリア)
- 《忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎》(九州、御船山楽園、チームラボ かみさまがすまう森)
「teamLab: FIRE」アプリで炎をもらえる作品
空から噴き落ちる、地上に憑依する炎 / Universe of Fire Particles Falling From the Sky
炎は、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、物質ではなく、燃焼と呼ばれる化学反応を見る時の私たちの感覚的な経験である。人々は、感覚的な経験である炎をひとつの物体のように認識し、時にはそこに生命を感じる。
燃焼する気体の分子の動きによって、空間上に線を描く。そして、その線の集合で炎を描いている。その線の集合体を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し、炎を描いている。
人々が作品の上に立つと、黒い絶対的な存在が生まれ、炎の形が変化していく。作品は、人々のふるまいに影響を受けながら、永遠に変化し続ける。
同アプリを持ってこの作品の炎に近づくと、自身のスマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる。その炎をほかの人のアプリ同アプリに近づけると、炎がつながっていく。自分が最初にもらった炎を誰かにつなげ、その炎がまたほかの誰かにつながっていくことで、炎は世界中に広がっていく。つながり広がっていく炎群全体、そして、自分から分けて広がっていく炎群が、アプリ内の地図に描かれていく。
新たに誕生したGarden Area(ふたつの庭園作品)
Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden; Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One
呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset / Moss Garden of Resonating Microcosms- Solidified Light Color, Sunrise and Sunset
夏限定で向日葵に変化する作品
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People – Infinity