サンステラ、最高250mm/sの印刷速度を実現したコンシューマー向け3Dプリンターを新発売

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2021/08/04 06:00

 コンシューマー向けの3Dプリンター・マテリアルの輸入販売を手掛けるサンステラは、3Dプリンター「Creality 3D Ender-7」を2021年8月中旬より発売開始する。

 「Creality 3D Ender-7」は印刷速度が最高250ミリメートル/sと同社従来機と比較して1.4倍の速度で造形が可能な3Dプリンター。産業用3Dプリンターに匹敵する高速印刷を、コンシューマー向けの低価格で実現した。

 3Dプリントメーカーに注目されているCreality社のフラッグシップモデルとなる。

 同製品の特徴は、次のとおり。

優れた精度を保ったまま高速印刷

 最大250ミリメートル/sの高速プリントが可能。造形精度を保ったまま瞬時に高速印刷できる。

Core-XY技術・リニアレール技術による高精度印刷

 印刷中の傾きを防ぐCore-XY構造を採用し、デュアルモーターの並列運転による協調動作で、安定性と精度を両立。また、リニアレール技術を採用し、振動の抵抗を少なくすることで、高精度な位置決めが可能でありながら、高速で安定した動作を実現している。

スムーズな排出と安定した供給

 カスタマイズされた大容量ノズルにより、溶融容積は50立方ミリメートルに、加熱ブロックの容積は4000立方ミリメートルに拡大された。フィラメントを完全に溶け切ることで、高速でプリントしてもスムーズに排出される。フルメタルデュアルギアエクストルーダー、より大きく均一な押出パワーを持ち、連続的で安定したフィラメント供給が可能となった。

高温下でも冷却性能を維持

 エクストルーダーの冷却ファンは、より安定した供給を可能に。独自のバタフライ型ウイングダクトを採用した冷却ファンにより、 従来機のシングルファンと比較し、デュアルファンは全体の風量が169%増加。高速プリントモデルでの高速冷却を実現した。