ブランド戦略の専門会社であるバニスターは、インテージと共同で、海外市場を含む新規参入市場でのブランド開発を目的とした、AI(人工知能)技術とアンケートを用いた商品パッケージデザイン傾向把握調査サービスを提供開始した。
同サービスでは、インテージが現在提供しているAI技術とアンケート評価を使って、最適なデザイン案が生成できる「キマルAI -パッケージデザイン最適化サービス-」を使用。この技術を用いてデザイン素材を組み合わせることで、既存市場における生活者の持つデザインの嗜好を把握し、商品パッケージ開発に役立てるだけでなく、ターゲット層の消費者が高く評価する案を探し出す技術を用いて、新規のブランド開発につなげることができるという。
なお、同サービスは、国内市場はもちろん、新規参入予定の海外における各カテゴリ市場での商品パッケージデザインの傾向把握にも活用できるとのこと。海外市場については、両社の持つ海外調査基盤を用いることで、多くの国・地域でのオンライン実施が可能となっている。
同サービスでは、特定カテゴリの主要商品パッケージにおけるブランド戦略上の重要な要素を抽出し、それらを組合せ生成するデザイン案のパーツ素材として用い、画像生成と生活者へのアンケートを繰り返す。こうして、特定カテゴリのなかで、ターゲットとなる生活者が高く評価するデザインを20案程度生成し、それらのデザインの傾向や生成プロセスから既存市場における生活者の嗜好を読み解いていく。