デザイン投資に7割が効果実感 デザイナー増員企業増加するも6割が母集団獲得に課題感/グッドパッチ調査

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2021/10/22 05:00

 UI設計・デザインやウェブサービス開発を行うグッドパッチは、同社が運営するデザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」が、『ReDesigner Design Data Book2021(以下、デザインデータブック)』を公開したことを発表した。IT・通信業界を中心にマスコミ、金融業界など約100社へアンケート調査を行い、「企業のデザイン投資トレンド」や「デザイナーの働き方」に関する回答結果をまとめた。

 同アンケート結果のサマリは、次のとおり。

企業のデザイン投資トレンド

デザイン組織への高い投資意欲

 デザイン投資に効果を実感が7割。デザイナー増員企業は増加傾向にある。

人材確保に対する課題はより顕著に

 デザイン投資の阻害要因は人材採用に対する回答がもっとも多く、採用課題がないと答えた企業も14%から2%まで減少していた。

人材獲得手段の多様化

 正社員の即戦力獲得が難しくなるなかで、副業・フリーランスを取り入れる企業は56%。新卒採用を検討企業も29%から36%へ増加した。

デザイナーのトレンド

デザイナーの役割がより鮮明に

 ブランディングへの関心が強い結果。UXデザインが得意と回答するデザイナーは増加傾向だった。

働き方の多様化への関心も

 副業やフリーランスといった働き方への関心の高まり。週2〜3日や土日を含んだ働き方などへのニーズがうかがえる。

学生デザイナーの就活トレンド

デザイナー志望学生の多様化

 デザインの学習期間が2年以下の総合大学の学生もデザイナーを志すように。UI/UXデザイナーなどの職種への関心が高まっている。

学習やレビュー機会が求められている

 学生は、授業外の自己学習やインターンなどで学習。ただし、自分なりのやり方で学ぶことが多く先輩や社会人からのレビューが求められている。

調査概要

企業のデザイン投資トレンドについて

  • 調査期間:2021年9月15日〜2021年10月1日
  • 調査方法:Googleフォームにてアンケートを回収
  • 調査対象:ReDesignerもしくはGoodpatchと過去取引のあった企業
  • 有効回答数:109社

デザイナーのトレンドについて

  • 調査期間:2020年10月1日〜2021年9月30日まで
  • 調査対象:調査期間中にReDesignerに登録したユーザー
  • 調査方法:ReDesignerウェブサイトにて登録者にアンケートを回収
  • 有効回答数:1,496名

学生のデザイナー就活トレンドについて

  • 調査期間:2021年9月17日〜2021年10月8日まで
  • 調査対象:2022年〜2025年卒業予定のデザイナー志望学生
  • 調査方法:Googleフォームにてアンケートを回収
  • 有効回答数:164名