UI設計・デザインやウェブサービス開発を行うグッドパッチは、同社が運営するデザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」が、『ReDesigner Design Data Book2021(以下、デザインデータブック)』を公開したことを発表した。IT・通信業界を中心にマスコミ、金融業界など約100社へアンケート調査を行い、「企業のデザイン投資トレンド」や「デザイナーの働き方」に関する回答結果をまとめた。
同アンケート結果のサマリは、次のとおり。
企業のデザイン投資トレンド
デザイン組織への高い投資意欲
デザイン投資に効果を実感が7割。デザイナー増員企業は増加傾向にある。
人材確保に対する課題はより顕著に
デザイン投資の阻害要因は人材採用に対する回答がもっとも多く、採用課題がないと答えた企業も14%から2%まで減少していた。
人材獲得手段の多様化
正社員の即戦力獲得が難しくなるなかで、副業・フリーランスを取り入れる企業は56%。新卒採用を検討企業も29%から36%へ増加した。
デザイナーのトレンド
デザイナーの役割がより鮮明に
ブランディングへの関心が強い結果。UXデザインが得意と回答するデザイナーは増加傾向だった。
働き方の多様化への関心も
副業やフリーランスといった働き方への関心の高まり。週2〜3日や土日を含んだ働き方などへのニーズがうかがえる。
学生デザイナーの就活トレンド
デザイナー志望学生の多様化
デザインの学習期間が2年以下の総合大学の学生もデザイナーを志すように。UI/UXデザイナーなどの職種への関心が高まっている。
学習やレビュー機会が求められている
学生は、授業外の自己学習やインターンなどで学習。ただし、自分なりのやり方で学ぶことが多く先輩や社会人からのレビューが求められている。
調査概要
企業のデザイン投資トレンドについて
- 調査期間:2021年9月15日〜2021年10月1日
- 調査方法:Googleフォームにてアンケートを回収
- 調査対象:ReDesignerもしくはGoodpatchと過去取引のあった企業
- 有効回答数:109社
デザイナーのトレンドについて
- 調査期間:2020年10月1日〜2021年9月30日まで
- 調査対象:調査期間中にReDesignerに登録したユーザー
- 調査方法:ReDesignerウェブサイトにて登録者にアンケートを回収
- 有効回答数:1,496名
学生のデザイナー就活トレンドについて
- 調査期間:2021年9月17日〜2021年10月8日まで
- 調査対象:2022年〜2025年卒業予定のデザイナー志望学生
- 調査方法:Googleフォームにてアンケートを回収
- 有効回答数:164名