SNSクリエイターエージェントのwwwaap(ワープ)は、インターネット発のキャラクター事業を展開するクオンと、2021年12月に経営統合を行うことを発表した。経営統合後の新社名は、Minto(ミント)となる。
アニメ・漫画を活用したSNSマーケティングを行う同社と、アジア市場でIPライセンスを拡大しているクオンが統合することで、日本のアニメ・漫画クリエイターの活躍機会を増やし、国境を超え世界にその才能を届ける事業を行っていくという。
YouTubeをはじめとしたプラットフォームの勃興に合わせ、個人クリエイターの影響力が増しており、米国では「クリエイターエコノミー」(クリエイターが展開するビジネスやそれを支援する企業・ツール、そしてこれらが形成している経済圏)が注目されている。
日本ではまだ黎明期でありつつ今後成長が期待されており、また、米国のクリエイターエコノミーの発展と比較して、日本のクリエイターエコノミーでは、漫画・アニメ・キャラクターなどのコンテンツを生み出すクリエイターの収益化・発信力の進化が期待されている。
このようななか、キャラクターの創出と海外プロデュースに強み持つ当社と、アニメ・漫画クリエイターのネットワークを保有するwwwaapがシナジーを発揮しともに事業を行うことで、日本独自のクリエイターの活躍機会を創出し続けたいという想いから、今回の経営統合が実現した。
今後、新会社は次の3つの軸でクリエイターの才能を拡張する事業を展開していく予定となっている。
クリエイターの活動領域を広げる、テクノロジー活用
「ブロックチェーン」「NFT」領域でクリエイター向けプロダクトの提供やコンテンツビジネスを推進。
コンテンツ(IP)を世界へ届ける、グローバル展開
世界のプラットフォーマーと連携し、クリエイターと共創して、Webtoonなどのコンテンツを展開。また、中国およびアジア圏でのIPグッズ・ライセンスビジネス事業を拡大していく。
創作活動を続けるうえで最大の課題=マネタイズ支援
SNS上でのブランド広告コンテンツ化の事業を推進。クリエイターの収益化を支援し、創作活動の基盤作りに貢献する考え。