AI Lab、「完全自動対話研究センター」新設 音声対話AIの研究強化し自然で高度な音声対話実現へ

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2021/10/29 06:00

 サイバーエージェントは、AI技術の研究開発組織「AI Lab」において、AIによる人間らしく自然で高度な音声対話の実現を目的に、音声対話AIの研究専門組織「完全自動対話研究センター」を新設したことを発表した。

 昨今、業務効率化や顧客サービス向上の目的から、多くの市場でテキストによるAIチャットボットの導入が進むと同時に、スマートスピーカーの普及からAIとの音声コミュニケーションが一般的となり、コールセンターでの問合せなど音声でコミュニケーションをするサービスや業務もAIによる自動化ニーズが高まっています。

 同社はこれまでも、音声対話AIを活用したサービスの提供および研究に取り組んできた。音声対話AIは、ユーザーにとっての利便性や企業・自治体の働き方改革の観点からも、その重要性は今後より一層高まるものと考えている。

 こうした背景のもと、新たにAI Labの音声対話AIの研究組織として「完全自動対話研究センター」を新設。「人間らしく自然で高度な音声対話」が可能となるAI技術の研究強化に努める。また、音声対話AI領域の研究者30名の新規採用と、産学連携の強化を進め、5年後に「完全自動会話の成立」を目指すとのこと。

 音声対話AIの研究は、ロボットやCGアバターなどによる接客やコールセンターの問合せ対応、予約や商品販売の受付など、同社が提供するさまざまな事業に技術を展開し、まるで人間と会話するような自然なユーザー体験ができる高品質な音声コミュニケーションサービスの提供に取り組んでいく。

強化する研究分野

音声合成/音声認識/自然言語処理/声質変換/常識推論/感情認識/話者認識 …など