NTTドコモは、5G時代における新たな付加価値の提供をめざし、XR領域での事業拡大に向けた取り組みを強化するため、VRイベント「バーチャルマーケット」を運営するHIKKYとの資本・業務提携について、2021年10月20日(水)に合意し、10月29日(金)に、65億円を出資したことを発表した。
ドコモは、XRが新たな生活インフラ“ポストスマホ”として日常・非日常を問わず、さまざまなシーンでシームレスに利用される世界を実現すべく、メタバース空間(VR)とリアル空間(AR・MR)双方の事業を推進していく。
HIKKY社は、ウェブブラウザ上で動くVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud(ブイケット クラウド)」のサービス展開や、VRイベント「バーチャルマーケット」の主催など、多くのナショナルクライアントのバーチャル展開を手掛けている。また、単なるバーチャル空間作りにとどまらず、新しいコミュニケーションや文化の創出を行うことで、バーチャルとリアルをつなぐXR領域の発展を目指しているという。
同提携は、両社が培ってきた企業ブランド、サービス基盤、ノウハウなどの活用において協力することで、両社の事業をさらに発展させ、XR市場におけるサービスの強化を目的としている。
業務提携の内容について
- HIKKY社が持つ高いコンテンツ制作力とXR技術を、ドコモのXR関連事業と連携することで、より顧客満足度の高いサービスを提供。
- ドコモおよびHIKKY社共同で営業体制を構築し、多くのパートナーからの受注を促進。
- HIKKY社の運営事業とドコモのXR関連事業の連携を深め、双方のサービス基盤を最大限に活用し、双方サービスの普及を推進。