博報堂DYホールディングスは、ヘルスケア領域における新たな生活者体験サービス/ソリューションの共同開発を目的として、Splinkの株式を取得し、資本業務提携契約を締結したことを発表した。
人生100年時代を目前に、超高齢社会が抱える医療費の高騰や有病率の上昇などが大きな課題となるなか、健康寿命延伸に貢献する新産業の創出や、予防を基本とする健康・医療サービスの拡充が求められている。こうした社会変化を踏まえ、多種多様な業種・業界がヘルスケア視点を取り入れようとしている今、未病の段階から生活者の予防・行動変容を促す体験設計が、ますます重要になると考えられている。
Splinkは、ブレインヘルスケア領域における医療AIを提供するテクノロジー・スタートアップ。AI技術を活用した未病・予防領域での各種健康状態を可視化するソリューションを提供している。
Splinkのヘルステック領域におけるサイエンスとテクノロジーを融合した研究・開発力と、博報堂DYグループが有する広告、サービス開発、メディア、コンテンツ、クリエイティブ領域における知見ならびに、独自データ・テクノロジーを掛け合わせることで、ヘルスケア領域での生活者体験サービス/ソリューション開発のさらなる推進を目指していく。
今後、両社は共同でヘルスケア領域のテクノロジーの活用手法の研究を進め、新たな生活者体験に活かすことができるソリューションの開発および実社会への実装を通じて、生活者がより健康で、より楽しく暮らせる社会の実現をともに目指すとのこと。