Z世代の半数が好きなブランドをSNS投稿 アンケート依頼やUGC掲載依頼も歓迎/スパイスボックス調査

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2021/12/22 07:00

 ソーシャルメディアを中心に、企業やブランドの「エンゲージメント・コミュニケーション」支援を行うスパイスボックスは、若年層Z世代に対して生活者とブランドのコミュニケーションにおける実態調査を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。

54.9%が「好きなブランドについてSNSに投稿する」

 「この半年間、好きなブランドについてSNSに投稿したか」について、投稿したと回答した人は54.9%。半年間で数回、好きなブランドについてSNSで言及することがわかった。一方「投稿していない」と答えた人が46.1%となっており、企業がUGCやバイラルマーケティング(商品やサービスを利用したユーザーが友人や同僚に紹介するように促すインターネットを使ったプロモーション手法)を重要と捉えながらも、生活者の過半数は投稿をしていない実態が明らかとなった。

ブランドに好意を抱いていればブランドからのアンケート協力依頼に半数以上が特別な商品などがなくても協力

 好きなブランドについてSNSを投稿した62.3%は「無報酬、またはクーポンをもらえたら協力する」と回答し、なかでも30.8%は「無報酬でも好きなブランドからであればアンケートに協力する」ことが明らかとなった。ブランドの限定商品がもらえたら協力する」と回答した7.1%を足して、92.9%が好きなブランドに対しては協力的な姿勢であることがわかる。

UGCを利用した広告のクリエイティブを作ることに対して94%が嬉しい感情を抱くことが明らかに

 好きなブランドに関する内容をSNSに投稿したあと、ブランドから「あなたの投稿内容を使った広告をつくりたい」と連絡があったときの心象について聞いたところ、94%が嬉しい感情を抱くことが明らかとなった。そのうち72.5%もが「とても嬉しい」と回答している。

好きなブランドからの協力依頼であれば62.4%が月に1回は協力

 月1回の頻度でも約40%の生活者が協力依頼に対して歓迎的であり、約90%の人が四半期に1回の協力依頼に対して歓迎的であることが明らかに。依頼されたくないと答えた割合は2%となった。

調査概要
  • 調査対象:20~24歳の学生
  • 調査時期:2021年7月30日
  • 調査方法:オンラインアンケート コンセプトシート
  • 有効サンプル数:295名