アイレップは、多様化・複雑化する広告運用の効果を最大化するため、検索連動型広告の広告テキストを自動生成し、事前に広告配信効果を予測する同社独自のAIソリューション「H-AI SEARCH」(エイチ・エーアイ・サーチ)の提供を開始した。なお、同取り組みは、クリエイティブ領域におけるAI技術の産学連携の学術研究からプロダクト開発、クリエイティブ業務のワークスタイル変革までを担う、博報堂DYグループ横断型の研究開発組織「Creative technology lab beat」の活動の一環となる。
昨今、インターネット広告の需要が顕著に伸びるなか、その一角を担う検索連動型広告の需要も拡大し続けている。検索連動型広告の効果の最大化には、キーワードに対して関連の高い広告テキストの設定が重要になるが、すべてのキーワードに対して関連性の高い広告テキストを作成するには膨大な時間と手間がかかり、人力だけで対応することが難しいのが現状となっている。そこで、AIによる広告運用の最適化を図り、手作業の運用では実現しなかった成果改善が期待されているという。
同社は今回、生活者の検索キーワードを考慮したテキスト生成の研究を重ね、すべての検索キーワードに対応する広告テキストを自動で生成し、配信効果を事前に予測する「H-AI SEARCH」の開発・提供を行った。
同ソリューションでは、広告テキストの配信効果を事前に予測し、効果が高いと期待される広告文だけを入稿することができる。広告テキストの自動生成と広告配信効果を予測する機能を併用することで、手作業では難しい確度の高いABテストの実施や効率的なPDCAの仕組みを構築し、キーワードの品質スコアを改善する。
主な機能
- 配信ターゲットとなるキーワードに適した広告テキストをAIで自動生成
- 生成した広告テキスト・既存の広告テキストの配信効果を事前に予測
- キーワード別の品質スコアや広告配信成果を多角的に分析できるダッシュボード
上記の機能を組み合わせ、検索連動型広告を運用することにより、手作業の運用では実現できなかった広告テキスト改善の高速なPDCAサイクルを構築し、さらなる効果拡大を狙うことが可能となるとのこと。