デジタルガレージとKDDI、DXの実証実験を実施 回遊ルート提案や食べログ飲食店情報のAR表示も

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2019/09/13 12:00

 デジタルガレージ(以下、DG)とKDDIは、第5世代移動通信システム「5G」(以下、5G)時代を見据え、2019年9月21日にARとVisual Positioning Service(※1 以下、VPS)技術を活用し、渋谷の街のデジタル情報と、現実の渋谷の光景をスマホアプリを通じて重ね合わせるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実証実験を実施する。

 本実証実験で利用するアプリケーションは、DGとKDDI、カカクコム、クレディセゾンの4社で運営する研究開発組織「DG Lab」が開発した、個人の趣向に合わせた施設やランドマークの回遊に最適なルートを提案する機能を搭載。最終到着時間や各地点での所要時間を考慮し、ユーザーの気分に合わせて自動でルートが提示される。

 また、スマホを渋谷の街にかざすと、カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」に掲載されている飲食店情報などがアプリ画面上にARで表示され、ユーザーは自分好みの店舗をより簡単に見つけることができる。

 DGは、一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)の協業パートナーとして、今後DG Labを通じ、KDDIと渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会が運営する「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」をはじめとする、渋谷を起点としたさまざまな取り組みを支援していく。

 また、DG Labの5つの重点分野(Blockchain、AI、VR・AR、Security、BioHealth)での研究開発を推進し、R&Dおよび実証実験を通じて新しい時代に向けた技術の創造を目指していく。

※1:VPS (Visual Positioning Service) は、従来のGPS (Global Positioning System、全地球測位システム)の発展系と位置づけられ、3Dマップと、スマホなどに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術。