楽天グループが提供を開始するNFTマーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」は、一般社団法人アートパワーズジャパン(以下「アートパワーズジャパン」)と、同法人が展開するNFTアート作品の発売に向けて合意した。
Rakuten NFTは、スポーツや、音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなどさまざまな分野におけるNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームをあわせ持つサービスとして2月25日(金)にサービスを開始予定。
アートパワーズジャパンが展開するNFTアートの監修を担うキュレーターチームには、山口 裕美氏(アートプロデューサー)、楠見 清氏(美術編集者/評論家、東京都立大学准教授)、関 昭郎氏(東京都写真美術館)、森山 朋絵氏(東京都現代美術館)の国内外で活躍する4名が就任予定。
第1弾として、国内外で注目されているアーティストである三沢 厚彦氏、中村 ケンゴ氏、山口 典子氏、濱口 健氏、小瀬村 真美氏、土屋 貴哉氏などによる「PRIME」、期待の若手アーティストの作品を扱う「EMERGING」、障がいのある方々による「CHALLENGED ART」、そして日本が誇る工芸の新たな視点を追求する「KOGEI」の4つのカテゴリーから作品を展開する予定となっている。
決済には楽天IDを使用でき、「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりすることが可能。購入したNFTは、「Rakuten NFT」のマイページにコレクションすることができ、さらにマーケットプレイスに出品し販売することもできる。今回展開するNFTアート作品は、2022年5月以降に発売予定。
アートパワーズジャパンは、「アーティストを応援する」をモットーに、アートのある場所・エリア・集積地の創出をめざして設立された。同法人は今後、この4つのカテゴリーにおいて、アーティストによる、予想を超えた驚きのあるNFTアート作品の創作や発表、作品をNFT化し販売することによるプロモーションの支援を実施予定。
メディアアート、パフォーミングアート、インスタレーションなど、販売や保存が難しいとされている形式の作品や、プロジェクトベースで制作された作品などをNFT化して蘇らせることを検討している。また、茶の湯、生け花などその瞬間、時間でしか体験できないようなアートを、動画やVRを活用してNFT化することも計画している。
これらの活動を通じて、さらなる作品創作を促すことができるよう、NFTアート作品の販売によるアーティストへの収益還元を目指す。さらに将来的には、若手アーティストのグローバル展開の支援や、アーティスト応援コミュニティの創設、NFTアート作品のメタバース上での展示、販売も視野に入れ、長期的な展望を持ってコンテンツを提供する。
Rakuten NFTは、魅力的で新しいエンターテインメント体験の提供とサービスの利便性向上を図り、幅広いユーザーに向けて満足度の高いサービス提供を実現していく。
「Rakuten NFT」概要
サービス開始日(予定): 2022年2月25日(金)
概要:
- ユーザー向け/スポーツやエンターテインメントなどさまざまな分野におけるNFTを購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイス
- IPホルダー向け/ワンストップでNFTの発行、および販売サイトを構築することのできる独自のプラットフォーム