ARグラス「Nreal Air」にあらゆる端末で使用可能な新製品 3DアプリMac OS版もリリース

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2022/08/31 06:00

 AR(拡張現実)技術のイノベーターである日本Nrealは、2022年9月中に、自社開発の3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」のMac OS対応化、操作性の改善、コンテンツの拡充などのアップデートを行うほか、2022年9月末からさまざまな端末と「Nreal Air」の接続が可能となる「Nreal Adapter」の販売を開始する。さらに中国、アメリカでの「Nreal Air」の予約販売を開始し、グローバル展開が本格始動した。

 Nrealは2022年2月、世界各国での販売に先駆けて日本でARメガネ「Nreal Air」を先行販売して以来、ユーザーが容易に複数の仮想画面を同時に立ち上げることができる独自の3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」を開発するなど、ARコンテンツの拡大に取り組んできた。今回さらに、「Nebula」のふたつのアップデートと新製品の販売を開始し、販売地域も拡大する。

さまざまな端末で130インチの大画面が体験できる「Nreal Adapter」

 「Nreal Adapter」を市販のHDMI変換コネクトと組み合わせて使用することで、「Nreal Air」に映像が投影できる端末が拡大する。今まで使用できなかったiPhone端末をはじめ、ゲーム、映画、動画など、いつでもどこでも大画面で楽しめるようになる。

Mac OS対応のNebulaが登場

 今までAndroidのハイエンドスマートフォンにしか対応していなかった、自社開発の3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」のMac OS対応バージョンを新たにリリース。これにより、Mac PCでも同時に最大3画面のブラウザを起動することが可能になり、「Nreal Air」ひとつでマルチスクリーンを実現できるようになる。

ニューインターフェースNebula

 対応端末の拡充に加え、Nebulaの機能である「ARモード」内のARスペースのインターフェースを更新する。これによりアイコンは大きく、さらに横にワイドに並べられ、より一層空間を広く使用するデザインとなっている。さらにペットを育てる3Dコンテンツや、首を上から下に動かしてウェブページをスクロールすることができるブラウザ機能を搭載する。