NVIDIAは、AIとシミュレーションを融合した新しいNVIDIA Ada LovelaceアーキテクチャをベースとしたNVIDIA RTX 6000ワークステーションGPUを発表した。リアルタイム レンダリング、グラフィックス、AIを提供する新しいNVIDIA RTX 6000 Ada世代GPUにより、デザイナーやエンジニアは、より洗練されたデザインを構築および検証し、最先端のシミュレーションベースのワークフローを推進することが可能。前世代のRTX A6000の最大2~4倍のパフォーマンスを提供する。
12月に世界のパートナーから販売される予定となっている。
ニューラルグラフィックスと高度な仮想世界シミュレーション向けに設計されたRTX6000は、Ada世代のAIとプログラマブルシェーダーテクノロジを備えており、NVIDIA Omniverse Enterpriseを使用してメタバース向けのコンテンツとツールを制作するためのプラットフォーム。最新世代のレンダリング、AI、シェーダーテクノロジと48 GBのGPUメモリを搭載しており、ユーザーは非常に詳細なコンテンツを制作したり、複雑なシミュレーションを開発したり、説得力のある魅力的な仮想世界構築に必要な構成要素を形成したりすることができる。
次世代RTXテクノロジ
先進的なGPUアーキテクチャであるNVIDIA Adaアーキテクチャを搭載したNVIDIA RTX6000は、最先端のNVIDIA RTXテクノロジを備えている。特徴は次のとおり。
- 第3世代RTコア:前世代の最大2倍のスループットで、シェーディングまたはデノイズ機能とレイトレーシングを同時に実行。
- 第4世代Tensorコア:FP8データ形式の拡張サポートにより、前世代より最大2倍高速なAIトレーニングパフォーマンスを実現。
- CUDAコア:前世代と比較して、単精度浮動小数点スループットが最大2倍向上。
- GPUメモリ:48GBのGDDR6メモリを搭載し、最大規模の3Dモデル、レンダリング画像、シミュレーション、AIデータセットの処理が可能。
- 仮想化:複数の高性能仮想ワークステーションインスタンス用のNVIDIA仮想GPU(vGPU)ソフトウェアをサポートし、リモートユーザーがリソースを共有し、ハイエンドのデザイン、AI、およびコンピューティングのワークロードを実現。
- XR:前世代の3倍のビデオ エンコーディングパフォーマンスを備え、NVIDIA CloudXRを使用して複数のXRセッションを同時にストリーミング可能。