ブラウザ上で共同編集できるデザインプラットフォーム「Figma(フィグマ)」を提供するFigma, Inc.は、デザインシステムをテーマとしたトークセッションイベント「Schema(スキーマ)」を東京、ニューヨーク、 ロンドンで開催する。
東京では、11月2日(水)12時~18時(予定)に初めて開催される。日本のデザインコミュニティのメンバーが集まり、デザインシステムを構築する技術、運用方法、最新事例について国内外最先端企業を招き紹介する。
「デザインシステム」とは、企業が提供する製品やサービスにおいて一貫したユーザー体験を実現するための、デザインガイドラインや、再利用可能なデザインコンポーネント、デザインパターンを構築・共有をする仕組みのこと。従業員同士が細部を意識することなく、よりスムーズに自社のもつアセットの利活用ができるように、このデザインシステムを積極的に運用する企業が近年増えている。Forresterによる2020年の調査では、調査対象企業の65% がデザインシステムを使用していると回答している。Forresterは、この割合は今後数年間でさらに増加すると予測している。
FigmaのCPO(最高製品責任者)である山下祐樹氏は、次のように述べている。
「顧客体験を統一し、デザインの実践を拡大するために、デザインシステムを利用する企業が増えています。Schemaでは、日本や世界におけるデザインシステムの影響を探りながら、デザインコミュニティ全体が恩恵を受けることのできる教訓やアイデアを共有できると思います」
東京都内で開催される今回のイベントでは、SmartHR、チームラボ、note、富士通などのデザイナーによる講演が予定されている。また、参加者同士の交流や意見交換などを通して、日本のデザインシステム実践者の仲間たちとつながる機会も設ける。また、11月中にはFigmaコミュニティのだれもが無料で参加できる、バーチャル空間でのSchemaを開催予定。
イベントに登壇予定の企業では、Figmaを使ってデザインシステムを構築し、自社製品やサービス間の一貫したユーザーエクスペリエンスを実現している。Figmaは、検索可能なアセット、共有可能なスタイル、アイコン、背景、画像、アバター、フォントなど、すべてを1箇所で利用できる強力なデザインシステムによって、チームのデザインの一貫性を高めることができる。
顧客からのコメント
ヤフー株式会社 デザイン横断部 部長 鈴木辰顕氏
「多種多様なサービスの体験の統一のためにデザインシステムが必要不可欠となっており、Figmaはその制作をより効率的に行うことができるものとして、重要な存在となっています」
Figma 日本カントリー・マネージャー 川延浩彰(かわのべひろあき)氏からのコメント
「今回、Schemaを日本で初開催する運びとなり、大変嬉しく思っております。デザイン経営、DX推進の重要性については、近年注目度が高まる一方です。このSchemaを通して、日本の皆さまにとってデザインシステムがより身近な存在となり、日本の企業の更なるイノベーションの促進に寄与することを期待しております」
イベント概要
「Schema」とは
Schemaは、Figma主催のデザイン・システムをテーマとしたカンファレンス。デザインシステムのミートアップシリーズとして、2022年10月から11月にかけて世界3都市で開催される。デザインコミュニティのメンバーが集まり、デザインシステムを構築する技術、運用方法、最新事例について紹介する。
- 開催日時:2022年11月2日(水)12時〜18時
- 参加方式:事前応募・抽選制
- 開催会場:東京都内、当選者にメールにて通知。
- URL:https://schematokyo.splashthat.com