博報堂、組織開発支援プログラム「創造する組織」提供開始 企業変革の基盤となる創造型の組織づくりを支援

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2022/10/03 18:00

 博報堂の専門組織である博報堂ブランド・イノベーションデザイン(以下、博報堂BID)は、「ブランド・トランスフォーメーション」による企業変革支援の基盤となる組織開発支援プログラム「創造する組織」の提供を開始した。同プログラムでは、社員1人ひとりが、自分を起点として自らの価値観や社会とのつながりを捉え直しながら、会社のパーパスとの関係を探求することで、クリエイティビティを発揮し、イノベーションが創発される次世代の創造型組織づくりを支援する。

 企業は、不確実かつ大きく変化する外部環境のなかで、経営・事業戦略において、大胆な変革が迫られている。同時に、社内の社員の働き方や仕事に対する意識は、世代で大きく異なり、また、副業やギグワークなどの新しい働き方の潮流も生まれるなかで、その企業らしいよりよい働き方を模索していく必要が生まれている。

 「創造する組織」は、そうした環境の変化のなかで、博報堂BIDが長く培ってきたインナーブランディング、組織文化開発、リーダーシップ開発などの多彩な知見と、博報堂のクリエイティビティを活かして、企業変革を果たすための基盤となる創造型組織づくりを支援するための統合プログラムだという。

 その特徴は、所属している会社ありきではなく、自分自身への気づきや社会との関係性をベースに、会社との関係性を改めて探求し、働く意味や仲間との関係を再構築することで、創造的かつイノベーションが創発される次世代の組織がつくられる、という博報堂BID独自の理論を基本モデルとしているところにある。

 このモデルをもとに、その企業らしい次世代の組織のありかたを構想し、実現のために必要な組織診断やパーパス策定、組織文化策定、インナーコミュニケーションプログラムなどの具体施策を専門のコンサルタントが設計し、実施する。

 同プログラムによる企業の変革は、じぶんを起点として社会と結びつきながら組織との関係を捉え直していくことで、最終的に、個人と組織とが、co-well-beingを果たし、また社会へのポジティブな貢献を果たしていくことを見据えているとのこと。

プログラムの概要

 ブランド・トランスフォーメーションによる企業変革の基盤となる組織を創造型組織へと変革する博報堂独自の組織開発プログラム。「自分」を起点に、「外に開かれていくオープン化」「パーパスへの共鳴」「インナーエンゲージメント」の螺旋的統合によって、組織を創造型組織へと変革し、個人の成長と会社の成長を同時実現する。

プログラムの基本モデル
プログラムの基本モデル
考え
  • 「じぶん」:自分が大切にしたい価値観に目を向けることで、自分を知る
  • 「オープン化」:自分と外部社会との関わりに目を向け、社会における自分「I's」という視点を持つ
  • 「パーパス」:自分が、このパーパス(=社会における存在意義)を掲げる会社で働くことに目を向け、パーパスと自分との関係性に出会い直す
  • 「インナーエンゲージメント」:会社を通じて社会に働きかけようとする自分、チームメンバーとの関係を創造的に結び直す・これら4つの要素が螺旋を描くように作用し合うことで、企業の成長と個人の成長が同時に実現する健全で強い組織がつくられる。そして、その結果としてイノベーションが創発される。