アプリプラットフォーム「Yappli（ヤプリ）」を提供するヤプリは、2022年10月7日（金）にヤプリのプロダクトの進化を伝えるイベント「Yappli Summit 2022」を開催。同イベント内で、新機能を多数発表した。
直感的な操作でモダンなUIを実現するBlock UI
「Block UI（ブロックユーアイ）」とはYappliのノウハウを生かして開発された新しいアプリ基盤。「ブロック」と呼ばれるピースを組み合わせて、フレキシブルに、より容易にアプリを作成できるようになる。ニュースや商品情報、電子書籍、動画などのコンテンツはもちろん、ポイントカードや購入履歴などパーソナライズされたコンテンツの表示にも対応している。
同アプリ基盤はアプリ構築時のみならず、日々の運用業務を大幅に改善する。「Block UI」では、デザインを構成するブロックと参照するデータが切り離されているため、商品名を修正したり新商品を新規追加する場合、更新は1ヵ所だけで済ませることができる。UIのデザインを変更したい場合もデータ元を変更したい場合も思いついたまま即アクションすることができる。
CMSがさらに進化 分析をより深く、更新がもっとカンタンに
アプリの運用・分析を支えるCMSダッシュボードを刷新。アプリの利用状況がひと目でわかりやすくなり、より素早く、深い分析が可能となった。
また、プッシュ配信の確認画面では、メッセージの文字数や配信種別で表示され、開封率やその後の遷移状況など施策ごとの効果を比較しやすくなった。クーポン利用状況の画面では、期間内に提供されているクーポンの利用状況がひと目でわかり、確認したいクーポンにフォーカスして確認することもできる。
そのほかにも、コンテンツとの行き来をより容易にするコンテンツサーチ機能や、画像などの素材管理をYappliのCMS上で完結できるメディアファインダー機能などのアップデートを行っている。
アプリ活用ポータルサイトYappli Port をリリース
今回、プロダクトの進化だけでなく、アプリ運用のアクションをサポートするさまざまなサービスも充実した。「Yappli Port（ヤプリポート）」は、Yappli導入社のアプリ担当者限定のアプリ活用ポータルサイトとして、アプリの運営を船出と捉え、港をイメージして立ち上げた。すぐに実践できる活用ノウハウ、ユーザー同士で学びを深めるイベントやYappli活用セミナーなど、さまざまなコンテンツを用意しているという。
広がるYappliの拡張性
さまざな外部のソリューションと連携や接続を行い、サービスを拡張させている。CRMなどの外部サービスから ユーザーごとに内容を変えたプッシュ配信が実現可能なプッシュAPIは、現在Yappli CRM を含む6サービスと連携。
また、タンジェリン社が提供する「STORE 360」と連携することにより、来店したユーザーへポイントを付与したり店舗で使えるクーポンの配布をしたり、商品スキャンなどの店内向け機能を促すなど、より良いユーザー体験を提供することが可能となった。そのほかにもSDK連携・ポイントシステム連携・ECサイト構築システムとのログイン連携、データ連携などさまざまな連携が進んでいるとのこと。
アプリをより安全に運用するためのセキュリティ強化
そのほかにも、セキュリティの面でさまざまな取り組みも行っており、情報セキュリティ管理の体制強化のため国際規格に基づくISMS認証を取得。管理画面にアクセスできるIPアドレスを設定することが可能になったり、認証アプリを用いた二要素認証を設定可能にし、ログインプロセスのセキュリティを一層強化したり、安心・安全に利用してもらうための進化を発表した。
