ヤフーは、広告が好かれるものになるための広告フォーマットのアイデアを募集する「Yahoo! JAPAN 広告商品アイデアアワード」の募集を7月1日から8月5日まで実施し、グランプリを含む受賞作品を発表した。
同社は、広告枠に掲載されるクリエイティブ以上に「広告枠」「広告フォーマット」自体のイノベーションが必要だと考え、“好かれる広告”の世界を目指し、広告の新しいフォーマットを考えていくための一助となるよう、同アワードを企画・実施した。
今回受賞したグランプリ作品および優れた作品は、今後同社の新広告商品として採用することを検討する。
受賞作品の概要は、下記のとおり。
グランプリ
作品名:アドフォン
企画者:本田 真也氏
内容:ユーザーのデータを活用した広告が出る代わりに、携帯料金が月額0円のスマートフォンを提供。スマートフォンをすべて広告のためのデータとして捉え、圧倒的な情報量の元、適切な情報を適切なタイミングで配信する。アプリごとではなく、スマートフォン自体からデータを得ることで可能になるアイデア。
準グランプリ
作品名:年齢認証いいえ称賛広告
企画者:佐藤 佳文氏、各務 将成氏
内容:年齢認証の際に「いいえ」を押したら、年齢認証いいえ賞賛特設サイトに遷移し、そこに広告枠を構えて、素直な子供のためのクリエイティブを展開するアイデア。ユーザーはプレゼントなどのご褒美がもらえ、企業側は商品サービス体験をしてもらえるメリットがある。
特別賞
作品名:Ad BATTLE~広告対戦~
企画者:森内 大樹氏
内容:定型フォーマットに基づいて各チームが制作した広告を出稿。連携するウェブ広告媒体に2つの広告による対戦カードが表示され、リーチした消費者は双方を広告として評価し勝敗を決めることができる、広告自体をコンテンツにしたフォーマットのアイデア。