コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供するオシロは、凸版印刷と、2022年8月に資本業務提携契約を締結したことを発表した。
オシロは、これまでクリエイターがこだわる世界観の表現を起点に、コミュニティの活性化を強みとし業界トップで活躍するクリエイターに利用・支持されてきた。
近年、生活者のクチコミが商品購入にあたって重要な判断材料として注目されていたり、企業・ブランドの成長は新規顧客獲得だけでは難しくなりつつあることから、企業・ブランドと顧客が直接つながることでファンを深く知ることや、既存顧客をより熱狂的なファンとするべく、企業・ブランドと顧客の新たな関係性の構築への関心が高まりつつある。
今回の資本業務提携は、凸版印刷の持つエンタープライズ企業・ブランドや官公庁・地方自治体への販売力やセールスプロモーションノウハウと、オシロのコミュニティ運営に特化したプロダクトや共創コミュニティの運営ノウハウをかけ合わせることで、企業・ブランドとファンによる共創コミュニティを創出する。将来的には、相互の強みを生かしたクリエイター向けのサービス開発を目指す。
提携内容は次のとおり。
両社による販売連携
凸版印刷の販売力やマーケティングノウハウと、オシロが持つ共創コミュニティに特化したシステムや運営知見とを連携し、これまで個人クリエイター向けに提供していたオシロのサービスを、企業・ブランドや行政にも本格的に展開することで、企業・行政の共創コミュニティづくりを推進する。
クリエイターエコノミー領域での事業開発
凸版印刷の持つコンテンツ・文化財などとの取引実績や信頼基盤、DXサービス・コンテンツにおける多彩な表現技術と、オシロのトップクリエイターとの取引実績や活性化コミュニティを基盤とするシステムや豊富なノウハウとを組み合わせ、クリエイターを起点とする文化経済圏創出の事業開発を検討していく。