LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLINE Xenesisは、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」においてNFTを保有しているユーザーのみが、音楽や動画などのデジタルコンテンツを楽しめる「ホルダー限定コンテンツ」を提供開始した。
LINE NFTは、容易な操作・決済方法でNFTの購入および取引が可能なLINEのNFT総合マーケットプレイス。今年4月にサービスを開始して以来、キャラクターやアニメ、スポーツ、アーティストなど幅広いジャンルのNFTを販売してきた。
今回、NFTを保有する先の楽しみを提供することを目的に、NFTを保有しているユーザーのみが音楽や動画などのデジタルコンテンツを楽しめる「ホルダー限定コンテンツ」の提供を開始した。
「ホルダー限定コンテンツ」とは、購入などにより該当NFTを保有したユーザーのみが視聴可能なデジタルコンテンツを指す。ユーザーは、「LINE NFT」上でデジタルコンテンツのプレビューのみを閲覧し、NFT保有後にコンテンツ本編を視聴できるようになる。
NFTは、ブロックチェーン技術を活用して保有の証明ができるという点が大きな特徴だが、マーケットプレイス上では誰でも作品を閲覧することが可能なため、“自分だけが保有している”という感覚を得ることが難しいという課題があった。今回提供を開始する「ホルダー限定コンテンツ」は、NFTを保有することでデジタルコンテンツの視聴権利も得られるため、ユーザーは従来と比べより一層NFTを保有している特別感を得ることができる。
また、CDやDVDを売るようにユーザー同士の二次流通も可能かつ、二次流通で発生した収益は企業やコンテンツホルダーに還元されるため、エンターテイメント市場におけるさらなるNFT活用にも期待できる。
さらに、4人組ロックバンド「MIOYAMAZAKI」のホルダー限定コンテンツ付き音楽NFTを販売開始。同NFTを購入したユーザーは、購入後LINE NFT上からMIOYAMAZAKIの活動休止前最後のライブツアーを映像化したコンテンツを視聴することが可能となる。
「MIOYAMAZAKI」ホルダー限定コンテンツNFT販売概要
2022年12月24日を持って活動を休止するロックバンド「MIOYAMAZAKI」。2013年に結成した彼女たちの9年間の活動を支え、応援してくれたファンに向け“感謝を直接届けること“をコンセプトに全国12ヵ所を回るLAST tour「70152」を開催。その初日のTOKYO DOME CITY HALL公演を映像化する。