企業のマーケティングDXを支援するアライドアーキテクツでSaaS事業を展開するプロダクトカンパニーが提供する運用型UGCソリューション「Letro(レトロ)」は、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」とAPI連携したことを発表した。これにより、futureshopを利用中のブランドがさらなる成果向上を実現するために、購入者のUGC生成から収集を自動化することが可能となった。
UGC活用はEC事業において不可欠な施策であるといえる。しかしながら、次のような状況でUGC施策の実施に至らない企業が少なくない。
- インフルエンサーの起用やモニター体験者などへの投稿依頼といった単発施策でしかクチコミコンテンツの生成ができず、継続的にUGCが生成される仕組みを構築できない
- 複数の商品がある場合、UGCがある商品とない商品が存在するため、すべての商品でバランスよく同じ取り組みができない
- ROIを計測する基盤がないため、手間のかかる施策に対して投資判断ができない
また、UGC施策の成果向上を実現するフレームワーク「運用型UGC」を実施するためには、ターゲットに応じた訴求のUGCを出し分けることが必要となる。しかし、企業が持ち合わせるUGCは単一訴求のものばかりになりがちであることから、運用型UGCに挑戦することができないという企業も多く存在している。
これらの課題を解決し、EC事業におけるUGCの活用を推進するため、futureshopとのAPI連携を行い、購入者に対してUGCの投稿を促すフローを自動化するサービスを提供する。
新しく提供開始する機能
futureshop利用企業は、今回のAPI連携によってfutureshop内で保有する自社の顧客データが活用できるようになり、購入者に対してUGC投稿を促すフローを自動化することが可能となった。商品やサービス購入のタイミングでUGCの投稿を促すメッセージが自動で送信されるため、購入が発生するたびに継続的にUGCが生成される機会を創出。生成されたUGCの収集までを自動化することができる。
また、メッセージの内容や送信タイミングは企業がカスタマイズできるため、UGCの投稿テーマを柔軟に変更したり、購入初期や購入後数ヵ月後などタイミングを重視したUGCの生成機会に合わせてメッセージの自動送信を設定することが可能。これにより、バリエーションに富んだUGCを生成することができ、訴求・SKU・展開チャネルごとにUGCを出し分けることが可能となる。
さらに、収集されたUGCはLetroに同期され、サイト上への表示から最適化まで行えることから、成果ポイントが可視化でき、結果的にROIの計測が可能となる。これらの機能により、「生成・収集・活用・効果測定・改善」のサイクルを定期的に回しながら、UGCの効果を最大化する仕組みを提供する。
ユニリーバが展開するパーソナライズシャンプーブランド「Laborica(ラボリカ)」に提供開始
futureshopを導入しているユニリーバが展開するパーソナライズシャンプーブランド「Laborica」に対し、同機能の提供を開始した。futureshopを導入している自社ECサイトで商品を購入したユーザーに対して、futureshopから抽出したデータを利用しLetroから自動的にUGC投稿を促すメッセージを送信することで、最小限の手間でバリエーション豊富なUGCを生成することが可能となる。ユニリーバでは、商品購入者によって生成されたUGCをECサイト上に掲載し運用することで、オンライン通販サイトの売上向上を目指す。
Letroでは、今後もあらゆるマーケティング施策において"ユーザーファースト"なクリエイティブを実現するべく機能の開発・拡充に努め、企業のマーケティング成果向上に貢献していく。