AJA、地上波CMとコネクテッドテレビ向け動画広告の統合的配信を実現する「インクリー.TV」提供開始

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2022/12/14 10:00

 AJAは、コネクテッドテレビ(以下、CTV)向け動画広告において、地上波CMとCTV広告双方の広告接触回数を連携させることで、CTV広告の配信コントロールなど地上波CMとCTV広告の統合的な配信を実現する「インクリー.TV」の提供を開始した。

 近年、インターネット回線に接続されたテレビ端末であるCTVの普及および動画配信サービスの浸透にともない、地上波CMと同様に大きなテレビスクリーンを活用した高い訴求効果が期待できるCTV向け動画広告の活用が進んでおり、2021年時点で344億円だったCTV広告市場は2025年には約5倍の1,695億に達すると予想されている。(2022年3月「国内コネクテッドテレビ広告市場規模」AJA/SMN/デジタルインファクト調べ) 

 このような背景を受け、今回AJAが提供を開始した「インクリー.TV」は、ネット接続されたテレビの地上波CM視聴データを活用することで、CTV広告の配信期間中におけるテレビデバイスごとの地上波CM接触数をもとに、CTV広告の運用を図るサービス。地上波CMに接触していないターゲット層にのみCTV広告を配信したり、地上波CMの接触数に応じてターゲット層ごとにCTV広告の配信比率を変更したりするなど、地上波CMとCTV広告の統合配信を実現する。

 これにより、広告主は、地上波番組を見ないユーザーに対しCTV広告を通じて効率的にリーチできるようになるとともに、地上波CMとCTV広告の双方を合わせたテレビデバイスごとの広告接触回数をコントロールできるようになり、地上波CMとCTV広告を横断したリーチの最大化を図る。

 同社では、これまでサイバーエージェントグループがメディア運営において培ったノウハウや技術力を強みに、動画活用による消費者とのコミュニケーションの最適化を図ることで、ブランド広告主企業の課題解決と広告効果の最大化に努めていく。