LINE NEWSがUIデザインを大幅リニューアル  “個人の興味”に最適化しより視認性の高いタイムライン型へ

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2022/12/15 07:00

 LINEは、同社が運営するスマートフォン向けニュースサービス「LINE NEWS」にて、LINE NEWSの個人化を今後より強化していく戦略の第一歩として、UIデザインをタイムライン型に大幅リニューアルし、まずはLINE NEWSユーザーの約20%にあたる約1,500万人に向けて提供開始、来春以降の全面移行を目指すことを決定した。

ユーザーニーズに合わせて変遷を遂げたLINE NEWS

LINE NEWSは「やさしいニュース」をコンセプトに2013年7月にLINE初のメディアサービスとしてスタート。2017年には「LINE」アプリ内に現在の「ニュース」タブが誕生し、20代から30代をボリュームゾーンとして幅広い層にニュースを提供してきた。

2016年3月には、個人に最適化された記事を推薦するAIを活用したパーソナライズ配信機能「FOR YOU」を初めて実装し、2019年1月には完全にユーザーごとの個人化を実現。また、2021年11月には、ユーザーがフォローしたキーワードに関連した新着情報やオススメの情報を受け取ることができる「キーワードフォロー機能」や、フォローしたキーワードに関連する情報を届ける「フォロー」タブを新設。「FOR YOU」機能でのAIによる提案型のパーソナライズ化と、「フォロー」タブなどでのユーザー自身の能動的なパーソナライズ化といった双方向のアプローチにより、“個人の興味への最適化”への取り組みを強化してきた。

今年に入ってからは、ユーザー1人ひとりの興味に合った、さらにニッチで細かい情報も届けられるよう、より多くのパートナーメディアと連携する新プラン「LINEアカウントメディア Select」を2022年8月より提供開始。10月にはもっと身近な情報を届ける「地域」タブも開始するなど、LINE NEWSは時代やユーザーニーズに合わせてさまざまな変遷を遂げてきた。

新UIでより没入感を高める、より深く個人化された新しい「LINE NEWS」が生み出す体験

LINE NEWS上における情報の選択肢拡大と、個人化の精度向上にあわせて、より没入感を高める”タイムライン型”へと、大幅にUIデザインをリニューアルすることを決定した。

まずはLINE NEWSユーザーの約20%にあたる約1,500万人のユーザーへ新しいUIデザインの提供を開始し、来春以降にすべてのユーザーを対象に新しいUIへと移行する予定。UI変更はLINE NEWSのリニューアルの第一歩で、将来的にはよりニッチな情報やニュース以外のコンテンツとも連携をすることでさらなる個人化を目指していく。

たとえば、友だちの興味・関心のあるニュースに触れることができたり、ユーザーが友だちとコミュニケーションを取りながらその場で音楽や漫画を体験したり、予約や購入につなげていくなど、「読むだけの“消費“」から「予約・購入・会話などのアクションをともなう“体験“」へ、今後さらに進化させていく予定。

今回導入する新しいUIでは、既存のUIで提供していた「一覧から選んで情報を消費する」という体験から、「タイムライン上でコンテンツをより深く消費する」という体験にシフトさせていくもので、LINE NEWSを「より個人にマッチした情報を、その場で深く取得できる情報プラットフォーム」に変えていくことを目指している。

2022年12月現在のイメージ図
2022年12月現在のイメージ図

 今後も、「LINE NEWS」は、スマートフォンニュースのリーディングメディアとしてさまざまなコンテンツ提供の形を模索し、個々人に最適化された情報の出会いを提供することで、ユーザーの生活により密接なコンテンツプラットフォームを目指していく。またLINEでは、今後も様々な取り組みを通じてユーザーにとって価値のある情報接点を提供するとともに、メディア各社との連携を強化することで、コミュニケーションプラットフォームとしての更なる成長・拡大を図っていく。