GMOプレイアド、CM動画検証ツール「PlayAds」において「PlayAds Advance」の提供開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2023/01/27 10:00

 動画のマーケティングに特化した事業を展開するGMOプレイアドは、感情取得技術を取り入れた動画検証ツール「PlayAds byGMO」において、CM放映後の認知、興味・理解、購買意向の推移を可視化する「PlayAds Advance」の提供を開始したことを発表した。

 同サービスにより、CM出稿企業のマーケターやクリエイターが、ターゲットとする生活者の評価をCM制作現場に活用できる仕組みを提供することで、CM制作工程のDXを実現し、さらなる品質向上と効率化に寄与する。

 「PlayAds byGMO」は、管理画面上の操作だけで完成前にCM動画のクリエイティブを評価できる、CMの制作工程をDXする動画検証ツール。利用企業は、検証したいCM動画の仮編集素材などをアップロードしたあと、「JAPAN Cloud Panel」と連携しているパネルネットワークからCM動画を評価する調査モニター(広告のターゲットと同じ属性の回答者)を選択。その後、調査モニターに選ばれた視聴者がCM動画を見ながら「スキ」「ナットク」などの反応ボタンを押したり、コメントを記入してもらうことで、クリエイティブの反応に関するデータを収集し、完成前に評価できる仕組みとなっている。国内パネルへの発注であれば、最短翌営業日に結果を回収することができる。

PlayAds 管理画面
PlayAds 管理画面

 これまで同ツールでの検証・評価に利用されていたが、CM放映後、生活者に対して意図した通りの影響をもたらすことができているのかを確かめることができなかった。また、既存のCM放映後のアンケート調査は、「結果が出るまでに時間がかかる」「報告書ベースで納品されるため、データへのアクセスがしにくい」などの課題があった。

「PlayAds Advance」概要

 「PlayAds Advance」を利用することで、CM放映前の事前検証(訴求検証/演出検証)にて、「意図する訴求が伝わっているか」や「どの演出・表現が適切なのか」を検証し、CM放映開始日から7日間、結果検証にて「ターゲットとする生活者に、意図した通りの影響をもたらすことができているのか」を検証することができる。結果は最短3営業日で、ウェブ上の管理画面にて確認することが可能。これにより、成果につながるCM動画制作のためのノウハウを蓄積することが可能となる。

 「PlayAds Advance」を活用することで次のことを実現する。

  • 測定が難しいCMの影響度を即時に可視化
  • サービス利用や製品購入などすぐに結果が出にくい商材でも調査が可能
  • 共通の評価指標があることで、CM制作に携わるマーケティング担当者、クリエイティブ担当者などが、各領域の垣根を超え、同じ評価軸で結果を判断することが可能
  • 競合企業のCMも同様に調査が可能