GMOペパボは、プロフィール作成ツール「lit.link(リットリンク)」やコミュニティSNS「WeClip(ウィークリップ)」の運営を行うTieUpsと業務提携契約を締結したことを発表した。
同提携にもとづきGMOペパボとTieUpsのサービス間の連携を行い、表現するためのプラットフォームのさらなる充実を図ることで、クリエイターがいっそうアウトプットしやすい環境づくりに寄与する。
業務提携の背景とねらい
Link in bio市場の広がり
昨今、国内におけるSNSの利用率の上昇とともに、全年代での利用率が50%を超えるSNSサービスが複数存在するなど、個人が利用するSNSの種類は多岐にわたっている(出典元)。それにともない、各SNSアカウントや自身が運営するネットショップ、ホームページなどのリンクを集約してオンライン上で表示できる「Link in bio(リンクインバイオ)」の需要が高まっている。
クリエイターのアウトプット環境を向上
GMOペパボは、提供するプロダクトによって表現や情報発信のハードルを下げ、文学や芸術などの表現、あらゆる情報発信、商品や作品の売買といったアウトプットを世界中に増やすことを目的に、「人類のアウトプットを増やす」をミッションに掲げている。そのためクリエイターの活動支援にも力を入れており、これまで、各サービスにおいてクリエイターとの共同イベント・企画なども行ってきた。また、サービスによっては若手クリエイターの育成支援も行っているほか、Web3などの新たな領域にもサービスを展開し、アウトプットの場を広げる試みも行っている。
一方、TieUpsは「共創をつくり加速させ、世の中に風を起こす」をミッションに、モバイル領域に特化したノーコードプラットフォームを展開している。TieUpsが展開する「lit.link」は、デザイン性の高いプロフィールページを、スマホひとつで容易に作成できる「Link in bio」サービスで、2021年のサービスイン以降、国内でのシェアを大きく拡大し続けている。
GMOペパボが展開するサービスを利用するクリエイターにとって、自身のポートフォリオとしても活用でき、デザイン性も高いプロフィールページが作成できる「lit.link」は、クリエイター活動のプラットフォームをより充実させるものとなる。こうしたことから、GMOペパボは、自社サービスとの連携を行い、クリエイターのアウトプット環境のさらなる向上を図るべく、今回TieUpsと業務提携を行うことを決定した。
業務提携の概要と今後の展開
今回の業務提携を契機に両社サービス間の連携を進めており、ユーザーは「lit.link」上でリンクさせるだけで、自身のプロフィール内で容易にGMOペパボのサービスを展開できるようになる。
また、GMOペパボはサービス連携により、クリエイターのアウトプット環境の向上や、クリエイターにとってのタッチポイントを増やすことが可能になり、クリエイターエコノミーへのさらなる寄与を図ることが可能となる。
一方、TieUpsはサービス連携を通して、「lit.link」のユーザー拡大につなげることが可能に。現在、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI byGMOペパボ」のアカウントを「lit.link」上に連携する開発を始めているとのこと。さらに今後は、「SUZURI byGMOペパボ」以外のサービスの連携も検討していく。