コミッションプラットフォーム「Skeb」(スケブ)を運営するスケブは、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を運営する米VRChat社とパートナーシップ契約を締結した。
「Skeb」とは
Skebは、国内外から日本のクリエイターに対してイラストや音声データを有償でリクエストすることができるコミッションプラットフォーム。100以上の言語に対応した自動翻訳機能と越境決済機能によって、取引の約35%が海外からの利用となっている。
2018年11月の提供開始以降、昨今の情勢の変化により、新たな収入源を求めるクリエイターの登録が急増し、2023年9月現在、総登録者数約290万人、クリエイター登録者数約15万人、月間取引高約6億円と国内最大級のコミッションプラットフォームとなっている。
「VRChat」とは
VRChatは、世界中の人々とアバター姿でコミュニケーションが可能なソーシャルVRプラットフォーム。VRChat内には、「ワールド」と呼ばれるメタバース空間が多数用意されており、その中で複数のユーザーと会話やゲームを楽しむことができる。
パートナーシップ契約の目的
SkebとVRChatの親和性は高く、異業種のプラットフォームでありながら、多くのユーザーがふたつのプラットフォームを併用している。VRChat上でユーザーが利用している自らのアバターを、Skeb上で日本のイラストレーター、漫画家に描いてもらう「うちの子リクエスト」と呼ばれる文化が定着しており、その取引は全体の13%を超え、Skebにおける一大ジャンルとなっている。
今回のパートナーシップ締結により、VRChatの空間上にSkebでリクエストしたアバターのイラストを展示するアートフレームの開発などのインテグレーションを進めており、アバターイラストのコミュニティの発展を目指すとしている。