HashPort(以下、グループを総称して「HashPortグループ」)および連結子会社であるHashPaletteは、KDDIとの間で、Web3時代の新たな日常体験の創出とブロックチェーン技術の社会実装の加速化に向けた業務提携契約を締結した。
業務提携にともない、KDDIが提供するNFTマーケットプレイス「αU market」と暗号資産ウォレット「αU wallet」が、HashPaletteが提供するブロックチェーンネットワーク「Palette Chain」に対応。これにより、「αU market」におけるPalette Chain上のNFTの提供と、「αU wallet」におけるPalette Chain上のNFTの管理や暗号資産「パレットトークン (PLT)」の送金・入金が可能となった。
背景
HashPortグループは2018年よりブロックチェーン領域に取り組んできた。ソウルバウンドトークン(SBT)やWeb3ウォレットの基盤を提供するソリューション事業を執り行うHashPortと、そのNFT領域の完全子会社であるHashPaletteが一丸となってWeb3の社会実装を推進している。
KDDIは、クリエイターが価値を生み出しその対価を得られるクリエイターエコノミーの創出を目指し、2023年3月7日にメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」を提供開始した。バーチャル空間内にて音声でコミュニケ―ションが楽しめる「αU metaverse」や、様々なジャンルのNFTを取り扱う「αU market」、初心者でもNFTや暗号資産を安心して管理できる「αU wallet」といったメタバース・Web3サービスを展開している。
両社は、KDDIが持つ5G通信とAR・MR技術を活用した都市体験やWeb3サービスの知見と、HashPortグループが持つこれまで取り組んできたWeb3事業に関する豊富なノウハウや技術を融合させることで、日本におけるブロックチェーン技術の社会実装加速化と、新たなユーザー体験の創出、クリエイターエコノミーのさらなる発展・拡張を目指し、2023年7月に基本合意書締結以降、両社間で協業に関する協議を進めてきた。上記協議の結果をふまえ、具体的に業務提携を開始することに合意した。
業務提携の概要
両社は、基本合意の内容を基軸とした内容で業務提携を開始することに合意した。
- KDDIが提供する「αU market」におけるPalette Chain対応と、HashPortグループによる「αU market」へのNFTの提供
- KDDIが提供する「αU wallet」におけるPalette Chain対応とHashPortグループ提供サービスの「αU wallet」対応
- HashPortグループが提供する「THE LAND エルフの森」、そのほかX to Earnプロダクトなどのサービス群に関する協業
- 両社によるSBTをはじめとするトークン技術を活用した新規事業の共同検討
- 両社による新たなユーザー体験を創出するWeb3コンテンツの共同検討
- KDDIのPalette Chainコンセンサスノードへの参加検討
「αU market」「αU wallet」におけるPalette Chain対応について
今回の業務提携契約を基に、KDDIの「αU market」「αU wallet」がPalette Chainに対応いたしました。これにより「αU market」におけるPalette Chain上のNFTの提供と、「αU wallet」におけるPalette Chain上のNFTの管理や暗号資産「パレットトークン (PLT)」の送金・入金が可能となった。