ゲッティイメージズ、安全に商用利用ができるAI生成ツール「Generative AI by Getty Images」の提供を開始

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2023/09/28 06:30

 デジタルコンテンツカンパニーGetty Images(ゲッティイメージズ)は、同社の最高品質のクリエイティブコンテンツと最新のAI技術を組み合わせた、安全に商用利用ができるAI生成ツール「Generative AI by Getty Images」を発表した。

 「Generative AI by Getty Images」は、ビジュアルデザイン用の生成AIモデルであるNVIDIA Picassoの一部であるEdify基盤モデルで学習される。このツールは、独占的なプレミアムコンテンツを含むゲッティイメージズのクリエイティブライブラリのみから学習され、商用利用については完全に補償されている。ゲッティイメージズが提供する生成AI[MT1] は、業界をリードする幅広いサービスとともに、ゲッティイメージズの豊富で説得力のあるビジュアルライブラリやカスタムコンテンツソリューションとシームレスに連携するため、顧客ははじめから終わりまでのクリエイティブプロセス全体を向上させ、あらゆるニーズに適したビジュアルコンテンツを生成することができる。

 ゲッティイメージズ CEO クレイグ・ピーターズ(Craig Peters)氏は、「クリエイターの知的財産を尊重しながら、生成AI のパワーを活用して顧客の商業的ニーズに対応するツールを発表できることを嬉しく思います。私たちは、生成AIツールによって生成されたビジュアルを商業目的で利用するお客様に信頼していただけるよう、責任あるツールの開発に尽力してきました」と述べている。

 ゲッティイメージズ最高プロダクト責任者 グラント・ファーホール(Grant Farhall)氏は、「私たちは、生成AIの急速な成長についてお客様の声に耳を傾けてきた中で、興奮とためらいの両方を耳にしました。自分たちのツールをどのように開発するかについては目的を持って考えてきました。ブランドやマーケターがAIを安全に導入し、クリエイティブな可能性を広げることができるサービスを開発しました」と述べている。

 「Generative AI by Getty Images」は、GettyImages.comで利用可能になった。また、利用可能なAPIを通じて、既存のワークフローやアプリケーションにサービスを統合することもできる。

 このツールにより、独自のデータでカスタマイズし、独自のブランドスタイルや表現で画像を生成できるようになる。年内にも、このほかさまざまなサービスが追加される予定。