アート引越センター、「引越しAI見積りアプリ」開発に着手 部屋の中をスマホ撮影することでAIが自動見積り

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2023/09/29 07:00

 アート引越センターは、デジタルトランスフォーメーション(DX)施策の一環として、新サービスである「引越しAI見積りアプリ」(名称仮)の開発に着手した。

 「引越しAI見積りアプリ」は、引越しの見積りをする際、利用者自身で部屋のなかをぐるっとスマートフォンで撮影するだけで、AIが自動で見積りを算出してくれるアプリ。同アプリを使用したサービスの開始は2024年2月を予定している。

 なお、開発パートナーには、デザインとテクノロジーの力で社会課題を解決するデジタルイノベーションパートナー企業、アイスリーデザインが参画している。

開発の背景

 少子高齢化や、物流業界における2024年問題をはじめとした働き方改革、労働力不足といった社会的な課題への対応、そして生活環境が急速に変化する中で多様化する顧客のニーズに応え続けていくためには、引越業界においてもAIなどの最先端テクノロジーを活用した積極的な業務改革、DXが急務となっている。そこで同社は、DX施策の一環として、AI技術を取り入れた、自動見積りサービス「引越しAI見積りアプリ」(名称仮)を開発着手することとなった。これまでにも同社は、手書きで行っていた見積りのタブレット化や、インターネット上で見積りが完結する「単身引越スイスイ!お見積り」など、ITを活用した見積りシステムを導入してまいりましたが、業界に先駆けて最先端のテクノロジーを取り入れた改革をさらに行うことで、引越のリーディングカンパニーとして、引越業界の発展を目指している。

 同アプリは、利用者が室内をぐるっと撮影するだけで、AI が自動で見積りを算出する。アプリを通じて利用者が部屋を撮影すると、そのデータをもとに3Dモデルが自動で生成され、物量積算AIエンジンによって自動で見積り金額が算出される仕組み。現在開発中の「引越しAI見積りアプリ(名称仮)」を利用すれば、24時間利用者が好きな時間に部屋を撮影すると数分で見積り金額を算出することが可能となる。

 2024年2月にこのアプリを使用したサービス開始を目指し、現在開発を進めている。