ソーシャルメディアマーケティング事業やD2C事業を展開するBitStarは、KDDI Open Innovation Fund、博報堂DYメディアパートナーズ、パーソルベンチャーパートナーズ、ジャパネットホールディングスCVC、AGキャピタル、Adlib Tech Venturesや個人投資家を引受先とする第三者割当増資と、金融機関からの融資により、総額18.3億円(株式12.3億円、借入6.0億円)の資金調達を実施したことを発表した。同調達を含めた株式による累計資金調達額は41.1億円となる。
BitStarの事業概要
BitStarは2014年の創業以来、クリエイターエコノミーを代表するプラットフォーマーを目指して、ソーシャルメディアマーケティング事業を開始。ソーシャルメディアマーケティング領域においては、インフルエンサーマーケティングにおけるエージェンシーやプラットフォームを皮切りに、プロダクションやコンテンツスタジオを展開している。また直近では、美容・ファッション領域におけるD2C事業も拡大中である。
資金調達の背景と目的
同社はトップクリエイターに依存せず、ロングテール・ミドル規模のクリエイターを中心に支援していることから、データによるクリエイター価値の顕在化や、テクノロジーによる企業取引の効率化が不可欠となっている。そのため、次のような投資・協業・M&Aを推進していく。
1.既存事業への投資
次の3点に積極投資を行い、さらなるシェア拡大に向け取り組んでいく。
- 160万アカウントのソーシャルメディアデータベース「BitStar Database」や、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「BitStar Match」を中心とするプロダクト開発
- ソーシャルメディアマーケティング事業やD2C事業におけるマーケティング投資
- 人材獲得
戦略的協業の推進
BitStarはこれまでに20社以上の事業会社と資本提携し、数々のアライアンスを実現してきた。今回出資した企業ともクリエイターエコノミー領域において、人材連携を含めたさまざまな協業を進めていく。
M&Aの活用
BitStarはこれまでに9件のM&Aを行ってきた。今回の資金調達を活用し、既存事業のさらなる拡大に貢献し得る事業については継続的かつ積極的にM&Aを検討していく。
上記への投資により、ミッション・ビジョンの実現を目指し、引き続き事業を推進していく。
BitStar 代表取締役 社長執行役員CEO 渡邉拓氏のコメント
この度は多くの名だたる事業会社・投資家の皆さまにご出資いただき嬉しく思います。BitStarが取り組むクリエイターエコノミー業界は、来る1億総クリエイター時代に向け、更なる拡大が見込まれます。
BitStarはロングテール・ミドル規模のクリエイター支援に強みがあり、その強みを更に伸ばすべく、データ・テクノロジーへの投資を継続し、新規事業、協業やM&Aにも果敢に挑戦し続けることで、クリエイターエコノミーを代表するプラットフォーマーとなることを目指してまいります。
本ラウンドにおける投資家
- KDDI Open Innovation Fund(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
- 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
- パーソルベンチャーパートナーズ合同会社
- 株式会社ジャパネットホールディングス(ペガサス・テック・ベンチャーズと運営するCVCファンドより出資)
- AGキャピタル株式会社
- 株式会社Adlib Tech Ventures
- その他 個人投資家