電通クリエーティブキューブ、撮影スタジオ「FACTORY ANZEN STUDIO」来年1月オープン

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2023/11/02 14:00

 電通クリエーティブキューブは、2024年1月、横浜市鶴見区寛政町に、次世代の撮影スタジオ「FACTORY ANZEN STUDIO」をオープンすることを発表した。

スタジオ開発の背景

 近年のクリエーティブ制作の領域拡張にともない、多種多様なコンテンツを統合的に撮影するニーズがますます高まるなか、電通グループとしても「高品質」で「サステナブル」なコンテンツ制作に欠かせない次世代の撮影スタジオをもつことは、成長戦略上、非常に重要な課題と捉え、準備をおこなってきた。今後同社は、同スタジオを進化し続けるデジタルワークフローのR&D拠点と位置づけ、グループ全体でクラフト力を高めることにより、顧客企業の高度なコミュニケーション活動に貢献していく。

スタジオの特徴

サステナブル&Well-being

 スタジオのデザインコンセプトは、撮影に関わるすべての人にとって居心地の良いWell-beingな場所とすることにあり、同時に、スタジオ全体でサステナビリティを目指していくことにある。具体的には、スタジオ内のサーキュラーエコノミーを推進するとともに、「Carbon Calculator for Movie Production」にも対応して温室効果ガスの削減を進め、サステナブルスタジオとして電力使用における温室効果ガス排出量ゼロの達成と、コンテンツ制作上の環境負荷の軽減を実現する。

統合制作を可能にするフレキシブルな2面設計の撮影スタジオ

 同スタジオは、BLUE studio(176坪)、RED studio(154坪)の2面設計。同日の多量素材撮影を可能にするマルチユースな2箱仕様で、従来型の美術セット建込みやグリーンバックでのTVCMからグラフィック・デジタルコンテンツ撮影まで、内容的にも大がかりなクルマの撮影から緻密なシズル撮影まで、幅広い用途に対応し、統合制作を可能にする。

次世代の制作・撮影のスタンダードをリードする「デジタルワークフローの拠点」

 RED studioには最新の撮影手法である「バーチャルプロダクション=VP」(背景の高精細LEDディスプレイに投影されたバーチャル空間と、前景の被写体を同時撮影することを可能にする最新の撮影技術の総称)対応の高精細LEDディスプレイも常設しており、グループ横断のVPチームにより蓄積された背景アセットを活用し、経験豊富な制作・撮影チームがVPスーパーバイザーとなり、より自由な企画立案を可能にする最先端の撮影オペレーションを提供していく。